基礎知識 投資信託

投資信託の選び方のポイント6つをわかりやすく解説【2020年版】

投資信託を始めようとしている方は、どれを選べばいいか、よくわからないですよね。

投資信託の商品(ファンド)は、数千あるといわれています。

しかし、検討に値するのは数千あるうちの、せいぜい10商品あるか、ないかでしょう。

今回は、投資初心者向けに、投資信託の商品の選び方のポイント6つを解説します。

※おすすめの投資信託を手っ取り早く知りたい人は、本記事には情報がないのでご了承ください。

当ブログの管理人は、個人投資家です。
投資は、自己責任の世界であり、元本割れリスクがあるのを忘れないでください。

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投資信託の選び方のポイントは6つ

投資信託の選び方のポイントは6つです。

投資信託の選び方のポイントは6つ
  • 商品(ファンド)の種類
  • 投資先は、どの業種が中心であるかを理解
  • 投資信託のリスクを理解
  • 信託報酬などの手数料が0.3%以下
  • 実績があるインデックスファンドであること
  • 分配金の扱い方

これら6つのポイントは、目論見書(もくろみしょ)と呼ばれる、投資家向けに作成されたレポートのようなものに必ず記載されています。

本記事を読むことで、目論見書を見るポイントも理解できるので、一石二鳥です。
(選び方のポイント=目論見書の見方です)

例として、目論見書は、「ニッセイ外国株式インデックスファンド」を参考にしながら説明します。

ぜひ、リンク先のPDFを開きながら、一緒にご覧ください。

選び方①:商品(ファンド)の種類

選び方としてまずは、商品(ファンド)の種類を必ず把握しましょう。

そもそも、購入を検討していたり、誰かが勧められた商品は、どんな投資をしているのでしょうか?

商品(ファンド)の種類で理解すべきこと

商品(ファンド)の種類で理解すべきことは、次のうちどれに当てはまる商品かを、言えるようにできれば問題なしです。

  • 日本の株か?
  • 先進国が対象か?
  • 日本以外のすべての国が投資対象なのか?
  • 新興国が投資対象の中心か?

これらを理解していないと、何もわからずに購入するのと同じです。

そこで、目論見書(3ページ)を確認します。

ファンドの特色

3ページの「ファンドの特色」を見ると、

  • 日本を除く先進国に投資
  • 「MSCI コクサイ・インデックス」の連動が目標

ということが分かります。

最低限、

  • 投資対象
  • どんな運用を目指しているか

の2点は押さえておきましょう。

MSCI コクサイ・インデックスとは?

「MSCI コクサイ・インデックスってなんだ?」と思った人もいると思うので、ニッセイ アセットマネジメント株式会社の説明を参考にします。

「MSCIコクサイ・インデックス」は、日本を除く先進国の株価動向を示す代表的なインデックスです。日本を除く先進国22ヵ国に上場する大・中型株を構成銘柄の対象としており、時価総額でみて市場の約85%をカバーしています。

浮動株ベースの時価総額加重平均で算出されており、組入銘柄の見直しは2月、5月、8月、11月末の四半期に一度実施されます。

ニッセイ アセットマネジメント株式会社「MSCIコクサイ・インデックス」より引用

難しい話は置いておいて、「先進国の株価の85%をカバーしている」とだけ覚えておけば問題なさそうです。

今回のように、よくわからん指標が出たときは、ネットで検索すれば、たいてい信託会社等が説明しているページがあるはずです。

選び方②:投資先は、どの業種が中心であるかを理解

選び方の2つ目は、投資先は、どの業種が中心であるかを理解しましょう。

ファンドの業種の割合

目論見書の8ページ「業種別比率」を見ると、情報技術・金融・ヘルスケアが中心ですね。

つまり、「ニッセイ外国株式インデックスファンド」は、情報技術(IT)・金融・ヘルスケアが尻すぼみになると、損する可能性が格段に高くなります。

投資先は、どの業種が中心であるか。ストレートに言えば、「沈むと損失を生む業種は、どれか?」については、必ず押さえておきましょう。

選び方③:投資信託のリスクを理解

選び方の3つ目は、投資信託のリスクについてです。

投資信託のリスク

目論見書の5ページを見ると、

  • 株式投資リスク(株である以上、元本は保証されないリスク)
  • 為替変動リスク(円高になると損するリスク)
  • 流動性リスク(投資信託の買い手が減って、取引ができなくなるリスク)

があることが分かります。

株式投資リスク、為替変動リスク(外国株の場合のみ)、流動性リスクは、ほぼ全ての投資信託の商品にあるリスクです。

上記3つ以外のリスクがある場合は、手を出さないのが無難。

手を出す場合は必ず、「どのようなリスクか?」をご自身で、理解してください。

選び方④:信託報酬などの手数料が0.3%以下

選び方の4つ目は、信託報酬などの手数料が0.5%、欲を言えば0.3%以下であることです。

理由は単純で、

  • 手数料が高いほどもったいないから
  • 手数料が安い =人気と信用があるからこそ安いから

からです。

※100万円につき、年間1%の手数料を支払うと、1万円になります。
1万円は高いと思うのでその半分のパーセンテージの0.5%、さらに欲を張って0.3%としました。

なお、信託報酬については結構複雑なので、さらに詳しく知りたい方は、別の記事で解説しているので、ぜひ見てくださいね。

信託報酬の手数料

目論見書の11ページを見ると、

  • 信託報酬:0.1023%
  • 監査費用:0.0011%
  • その他手数料

の3つが記載されています。

100万円分の資産を保有しているとすると

  • 信託報酬:1,023円
  • 監査費用:11円
  • その他費用:随時
  • 合計:1,034円 + α

が、年間で発生する手数料です。

100万円の0.3%は、3,000円ですので、「ニッセイ外国株式インデックスファンド」の場合はクリアしています。

売買委託手数料とは

「その他手数料」のうち、「売買委託手数料」について説明します。(右下の赤枠)

売買委託手数料とは、「株の売買で発生する手数料は投資家が負担する」ということです。

株と投資信託の違い」の記事で説明しましたが、株を買うときの手数料は

購入手数料 + 売却手数料

です。

「信託会社(投資家の代わりに投資する会社)が株を売買するときも同様に、『購入手数料 + 売却手数料』が発生するので、それは投資家が払ってね」ということを言っています。

※「株と投資信託の違い」の記事では、発生するとは限らない手数料なので、説明を省略しました。優良ファンドであれば、株の売買の頻度は高くありません。

選び方⑤:実績があるインデックスファンドであること

選び方の5つ目は、実績があるインデックスファンドであることが肝心です。

インデックスファンドとは、指標に連動する

インデックスファンドとは、指標に連動します。

「じゃあ、なんの指標に連動するの?」という話になりますが、ニッセイ外国株式インデックスファンドの場合は、「MSCI コクサイ・インデックス」です。

MSCI コクサイ・インデックスは、先進国の株式の85%をカバーした指標。

これに連動するようにしたファンドです。

アクティブファンドは人が予想するので無視

「アクティブファンド」とは、信託会社が、儲かりそうな株を予想して投資します。

はっきり言えば、株は不確定要素(2020年のコロナ騒動も誰も予想していなかったはず)が多く、それを人が予想するのは、競馬の予想家と変わりません。

しかも信託会社が予想するコストを、しっかり投資家が負担することになるので、信託報酬も1%~3%となり、高い。

仮に過去の運用実績が良かったとしても、手を出す必要は一切ありません。

インデックスファンドか、アクティブファンドかの確認方法

インデックスファンドか、アクティブファンドかの確認方法は、目論見書の2ページをご覧ください。

インデックスか、アクティブか

「商品分類等」の項に「インデックス」の記載があれば、インデックスファンドです。

運用実績の確認方法

運用実績の確認方法は目論見書の8ページ「基準価額・純資産の推移」をご覧ください。

ファンドの運用実績

純資産総額(投資家から集めたお金を運用した結果)と、税引き前の基準価額(1万口の価額)が、右肩上がりの傾向があることは、確認しておきましょう。

※今後も右肩上がりが続く保証はありませんが、好況時にプラスの結果を残せるファンドの可能性が高いです。

選び方⑥:分配金の扱い方

選び方の6つ目は、分配金の扱い方です。

そもそも、分配金とは何かについて説明します。

分配金とは、株でいうところの配当金

分配金とは、株でいうところの配当金です。

例えば、ファンドが投資家から100億円を集めて運用した結果が、110億円になったとします。

純資産110億 – 元本100億 = 10億円(運用益)

運用益の10億円のうち、全額あるいは、一部を投資家に還元するのが分配金です。

分配金は、通常は半年に一回か、年に一回です。

分配金の扱い方の確認方法

分配金の扱い方は、目論見書の2ページ「収益分配方針」と、8ページ「決算・分配」に記載があります。

分配金の扱い方

ニッセイ外国株式インデックスファンドの場合は、年一回の決算日(11月20日)に、運用で得た利益(運用益)を、投資家にすべて分配します。

分配金は、そのまま受け取るか、再投資かのどちらか

また、投資家は受け取った分配金をどうするかについて

  • 分配金を現金でうけとる(受取)
  • 分配金をそのまま投資する(再投資)

の2つのパターンがありますが、どちらを選べるかは、証券会社によって異なります。

実は、証券会社の「よくある質問」とかに、ひっそりとあります。笑

<SBI証券の場合>

  • 「口数買付」(口数を指定)の場合
    分配金を現金でうけとる方法のみ
  • 「金額買付」(金額を指定)の場合
    ⇒現金と再投資を選択可能。変更もできる。
  • 「積立買付」(毎月、金額買付を行う)の場合
    再投資がデフォルト。変更可能。

参考:「よくある質問(分配金の受取方法を選択(変更)できますか?)

※管理人はSBI証券ユーザーなので、他の証券会社については申し訳ありませんが、ご自身で確認して下さい。

補足:毎月分配されるタイプの商品は、長い目で見ると損

毎月分配されるタイプの商品は、長い目で見ると損です。

毎月、儲かった分がもらえるのでお得に見えますが、手数料が割高です。

例えば、「ダイワJ-REITオープン(毎月分配型)」の信託報酬は、0.792%です。

管理人独自の基準である、0.3%の約2.6倍ですね。

トータルで、プラスにすることを考えると、毎月分配型は避けたいところです。

投資信託の選び方さえ覚えれば、商品は必然的に絞られる

投資信託の選び方さえ覚えれば、候補となる商品は、必然的に絞られます。

本記事で説明したポイント6つすべてを満たす(検討に値する)投資信託は、冒頭で申した通り、せいぜい10商品あるか、ないかです。

そして、大まかに

  • 日本株式インデックスファンド
  • 米国株式インデックスファンド
  • 先進国株式インデックスファンド
  • 全世界株式インデックスファンド

のいずれかが、候補となるでしょう。

あとは、「日本の未来は暗そうだからアメリカ」とか、「全世界にまんべんなく投資したい」といった、その人の考え方、好みの問題です。

※ちなみに、「日本株式か外国株式か」について、「どれが儲かるかは誰にもわからない」が結論です。管理人は、6つのポイントを満たす商品のうち、その時の気分で決めました。( `ー´)ノ

似たような商品名がある場合は、純資産総額で判断

似たような商品名がある場合は、純資産総額で判断します。

純資産総額が多いということは、人気が高い。信用されているということです。

例)米国株式インデックスの類似商品

それぞれ、純資産総額(2020/5/1現在)が

  • 881.79億円
  • 912.67億円

なので、より信用のある「楽天-楽天・全米株式インデックス・ファンド」を選んだ方が無難です。

投資信託の選び方のポイントのまとめ

投資信託の選び方のポイントをまとめます。

投資信託の選び方のポイントは6つ
  • 商品(ファンド)の種類
  • 投資先は、どの業種が中心であるかを理解
  • 投資信託のリスクを理解
  • 信託報酬などの手数料が0.3%以下
  • 実績があるインデックスファンドであること
  • 分配金の扱い方

数千あると言われている投資信託の商品の中で、これらの条件を満たしているのは、せいぜい10商品あるか、ないかでしょう。

<条件を満たす可能性が高い投資信託>

  • 日本株式インデックス
  • 米国株式インデックス
  • 先進国株式インデックス
  • 全世界株式インデックス

どれが儲かるかは誰にもわからないため、条件を満たしていれば、あとは好みで決めてしまって問題はありません。

少しでも、賢い選択ができる投資家として、投資デビューをしましょう。

※本記事では解説できなかった、投資信託の隠れリスクについての記事も、よかったら読んでくださいね。

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