auひかりとNURO光の月額料金や違約金などの違いを書くと、下記のとおりです。
【一戸建て】1Gbps~2Gbps(標準の速度)の料金
一戸建ての月額料金 (ひかり電話込み) | 補足 | |
---|---|---|
auひかり | ・1か月目:2,175円/月 ・2~12か月目:2,158円/月 ・13~23か月目:6,050円/月 ・24か月目:5,940円/月 ※工事費を分割払いした場合 | ①キャッシュバックが受けられる ⇒一戸建ては14,154円 ②他社乗り換えの違約金を、30,000円負担してもらえる ③3年間、ひかり電話代(550円/月)の負担がゼロになる ④auスマートバリューで、auのスマホ代が550円安くなる |
NURO光 | 【通常】5,830円/月 ※(1)の特典を選んだ場合 【1~12か月目】1,310円 【13か月目~】5,830円 | ①他社乗り換えの違約金を、20,000円負担してもらえる ②次のうち1つだけ選べる((1)が一番お得) (1)契約初年度の月額は980円(ひかり電話込で1,310円) (2)43,000円キャッシュバック (3)3か月間、お試しで0円 |
【マンション】1Gbps~2Gbps(標準の速度)の料金
マンションの月額料金 (ひかり電話込み) | 補足 | |
---|---|---|
auひかり | ・1か月目:2,423円/月 ・2~12か月目:2,415円/月 ・13~35か月目:4,180円/月 ・36か月目~:4,730円/月 ※工事費を分割払いした場合 | ①キャッシュバックが受けられる ⇒マンションは17,222円 ②他社乗り換えの違約金を、30,000円負担してもらえる ③auスマートバリューで、auのスマホ代が550円安くなる |
NURO光 | 【同じ建物の契約人数で変動】 ・~6人:3,080円/月 ・7人:2,970円/月 ・8人:2,860円/月 ・9人:2,750円/月 ・10人~:2,420円/月 | 他社乗り換えの違約金を、20,000円負担してもらえる |
※NURO光は、一番、料金が安く済む、2Gbpsの3年契約(3年縛り)で記載しています。
上の表を見るとややこしく見えるかもですが、結論を書きます。
一戸建ての場合、基本はNURO光の方が安いですが。
スマホがauであれば、auスマートバリューが適用されるので、長く使うこと前提で、auひかり。
ただ、マンションの場合は、NURO光の方が安いです。
※auひかり・NURO光に10Gbps(高性能)のプランがありますが、本記事では比較対象から外します。また、NURO光は2年縛りタイプだと料金が高いので、3年縛りのプランで比較します。
一戸建てはNURO光の方が安い。スマホがauで長く使うならauひかり
一戸建ては、NURO光の方が安いです。
スマホがauで長く使うなら、auひかりの方が安いです(3年4か月後に安くなる)。
1Gbps(ふつうにネットも使えて、オンラインゲームもできる速度)の料金
一戸建ての月額料金 (ひかり電話込み) | 初期費用 | 補足 | |
---|---|---|---|
auひかり | ・1か月目:2,175円/月 ・2~12か月目:2,158円/月 ・13~23か月目:6,050円/月 ・24か月目:5,940円/月 ※工事費を分割払いした場合 | ・登録料:3,300円 ・工事費は、分割払いと一括払いが選べる。 一括払いの場合は、41,250円 分割払いの場合は、35回払い (1回目:1,194円、2~35回目:1,178円) | ①キャッシュバックが受けられる ⇒一戸建ては14,154円 ②他社乗り換えの違約金を、30,000円負担してもらえる ③3年間、ひかり電話代(550円/月)の負担がゼロになる ④auスマートバリューで、auのスマホ代が550円安くなる |
NURO光 | 【通常】5,830円/月 ※(1)の特典を選んだ場合 【1~12か月目】1,310円 【13か月目~】5,830円 | ・事務手数料 3,300円 ※工事費は、3年以内に 解約しなければ無料 | ①他社乗り換えの違約金を、20,000円負担してもらえる ②次のうち1つだけ選べる((1)が一番お得) (1)契約初年度の月額は980円(ひかり電話込で1,310円) (2)43,000円キャッシュバック (3)3か月間、お試しで0円 |
NURO光の一戸建ての特典はどれを選ぶのがお得?
NURO光の特典っていろいろあるけど、結局どれを選べばいいの?
結論から言えば、1年目が980円になる特典(ネットの広告でもよく見るやつ)が一番、お得です(54,240円)。
- 【1年目が980円になる特典(ひかり電話330円込みで、1,310円になる)】
(5,830円ー1,310円)×12=4,520円×12=54,240円 - 【43,000円キャッシュバック】そのまんま、43,000円受け取れる
- 【3か月お試し】(5,830円ー330円)×3=5,500円×3=16,500円
NURO光のほうが、安いケースが多い
NURO光の1年目980円(ひかり電話込みだと、1,310円)の特典を選んだ前提で、改めて比較します。
■1年目の料金(光電話込み)
- ①【auひかりの月額料金】1か月目:2,175円、2~12か月目:2,158円
- ②【NURO光の月額料金】1年目(1~12か月目):1,310円
- ①ー②=NURO光が848~865円安い
■2年目の料金(光電話込み)
- ①【auひかりの月額料金】13~23か月目:6,050円、24か月目:5,940円
- ②【NURO光の月額料金】2年目(13か月目~):5,830円
- ②ー①=NURO光が110~220円安い
スマホがauなら、トータルで見ると一戸建てはauひかりが安い
え?NURO光でいいんじゃない?
と思ったかもしれないですが・・・。
スマホがauの場合は、auスマートバリューが適用されて、スマホ料金が550円安くなります。
2年目は440円、3年目は330円、auひかりが安くなる計算。
3年4か月後に、auひかりが、NURO光のトータルの料金を逆転します。
【auスマートバリューの注意点】
- 光回線の料金ではなく、スマホ代が550円/月安くなること
- 手続きは、auショップでする必要があること
⇒光回線だけの料金で見ると、auひかりのほうが高い点に注意してください。
マンションは、auひかりよりNURO光のほうが安い
マンションタイプの場合、auひかりよりNURO光のほうが安いです。
1Gbps(ふつうにネットも使えて、オンラインゲームもできる速度)の料金
マンションの月額料金 (ひかり電話込み) | 初期費用 | 補足 | |
---|---|---|---|
auひかり | ・1か月目:2,423円/月 ・2~12か月目:2,415円/月 ・13~35か月目:4,180円/月 ・36か月目~:4,730円/月 ※工事費を分割払いした場合 | ・登録料:3,300円 ※工事費は分割払い(23回払い)のみ。 一括払いの場合は、41,250円 (1回目:1,443円、2~23回目:1,434円) | ①キャッシュバックが受けられる ⇒マンションは17,222円 ②他社乗り換えの違約金を、30,000円負担してもらえる ③auスマートバリューで、auのスマホ代が550円安くなる |
NURO光 | 【同じ建物の契約人数で変動】 ・~6人:3,080円/月 ・7人:2,970円/月 ・8人:2,860円/月 ・9人:2,750円/月 ・10人~:2,420円/月 | ・事務手数料:3,300円 ※工事費は、3年以内に 解約しなければ無料 | 他社乗り換えの違約金を、20,000円負担してもらえる |
auひかりは2年目から高くなるので、NURO光に分がある
auひかりは1年目こそ、2,415円~2,423円なので安いですが、2年目から4,000円を超えます。
NURO光のマンションタイプは、1年目から料金固定。
同じマンションで、NURO光を使っている人が6人以下(一番高い場合)でも料金は、3,080円。
auスマートバリューを適用したとしても、NURO光のほうが素直に安いです。
auひかりとNURO光の違約金を比較
う~ん。トータルで見ると、NURO光の方が安そうじゃない?
となっている人もいるかもですが、もう少しだけお付き合いを(´▽`*)。
もう一つ注意するべきなのは、違約金。
auひかりとNURO光を、「やめたい!」となったときにかかる違約金や工事費用も比較します。
【結論】違約金もNURO光のほうが安い
auひかりは3年単位の更新縛り
auひかりは縛りがあり、3年単位の更新。
期間外に解約すると、4,730円の違約金が発生します。
サービスの満了期間(3年おきにやってくる)と翌月、翌々月以外に解約すると発生します。
「やめたい!」となったときに、たまたま更新期間でなければ、発生する費用です。
auひかりを解約するときは、一戸建てだと撤去工事が必要
引っ越しなどでauひかりを解約するときは、一戸建てだと、撤去工事が必要なのが難点。
その額は意外に高く、31,680円です。
マンションタイプの場合(共用部分まで回線が通っているが、部屋には通っていない場合)は、管理会社や大家さんに必ず、退去時の扱いについて確認するようにしてください。
万が一、撤去する必要がある場合は、一戸建てと同じく工事費用が発生することになります。
NURO光の違約金は意外に安い
NURO光の違約金は、思ったほど高くないです(2022年7月から安くなった)。
auひかりと同じく3年縛り。
サービスの満了期間(3年おきにやってくる)と翌月、翌々月以外に解約すると発生します。
- 【一戸建て】3,850円
- 【マンション】583円
・・・ちなみに、「ここで書くのか!」と思うかもしれませんが、NURO光は、縛りなし/2年縛り/3年縛りの3つが選択できますが。
解約金が少ししか変わらないのと、3年縛り以外は、キャンペーンの適用外になるので。
冒頭でもチラッと書いた通り、3年縛りを契約した前提で、NURO光の料金は記載しています(*´ω`)。
auひかりとNURO光は3年以内に解約すると、工事費が一括請求される
これまで、あまり触れていなかったですが、NURO光とauひかりは、工事費が「実質」無料です。
イメージ)工事費を3年で月割りすると、1,222円だが、毎月-1,222円されて実質ゼロ
⇒工事費と割引額が差引されてゼロなので、無料
また、auひかりも、ほとんど同じようなことをしており、工事費を払い終えたタイミングで割引がゼロになる仕組みです。
工事費は、3年で月割りされるので、3年以内に解約すると、支払っていない額が「残債」として、一括請求されます。
例えば、2年2か月目に解約すると、残債が10か月あるので、auひかりで11,780円、NURO光で12,222円請求されます。
違約金はauひかりよりNURO光が安い
まとめると、違約金はauひかりよりNURO光が安くなります。
工事費の残債 (3年以内に解約で発生) | 違約金 | 撤去工事費 | |
---|---|---|---|
auひかり | 1,178円 ×(36-契約月数) | 4,730円 (更新月以外は発生) | 一戸建て:31,680円 マンション:工事不要であれば無料 |
NURO光 | 1,222円 ×(36-契約月数) | 一戸建て:3,850円 マンション:583円 (更新月以外は発生) | 一戸建て:11,000円 マンション:工事不要であれば無料 |
auひかりやNURO光で固定電話の番号(家電)はそのまま使えるの?
auひかりやNURO光の両方にいえることですが、要注意な点が、固定電話(家電)の電話番号。
現在の固定電話の番号は、もとがアナログ回線なら引き継げる
家電(いえでん)を持っている人のほとんどが、「電話番号が変わるので、面倒だし、そのまま使いたい!」と考えるはず。
「もとがNTTのアナログ回線の電話番号」であれば、現在の番号をそのまま使う場合に、「番号ポータビリティ」制度を使えば、引き継げます。
ただし、2,200円の手数料がかかる点は、注意してくださいね。
※ひかり電話で新規で作られた番号を、他社乗り換え時に引き継ぐことは、不可です。
- 【引き継ぎできる例】NTTの固定電話の番号→auひかり/NURO光のひかり電話
- 【引き継ぎできない例】auひかりで作ったひかり電話の番号⇒NURO光のひかり電話
- 【引き継ぎできない例】NURO光で作ったひかり電話の番号⇒auひかりのひかり電話
ひかり電話のトラブルは、後を絶たないので要注意
オペレーターや営業さんに、「現在の番号はそのまま使えないので、廃番になります」みたいに言われたりするかもですが、NTTの固定電話を使ってた時があるなら、大ウソです。
実は、ひよこSEが、C社に言われたことある実話です・・・。
そのときは、なぜか相手が怒ってたのが印象的でしたが。
両親に代わって、「できるでしょ?」って言いましたね!
ややこしい話ですが、「引っ越しで市外局番が変わる」とかでなければ。
番号ポータビリティで、元が固定電話である電話番号は引き継げるのは覚えておいて損は、ありません。
くれぐれも、よくわからないままに手続きをして、「電話番号も変わるし、高い工事費も取られた」みたいなことにならないようにしてください。
auひかりとNURO光で、「転用」(光コラボ)というワードは無関係
たまに全く関係ないのに、なぜか「転用」というワードを使っている業者がいるので、注意喚起。
「auひかりとNURO光を契約をするときにも関係するのかな?」と思った人もいるかもですが、結論から言えば、無関係です。
「転用」(光コラボ)は、フレッツ光の光回線を使う契約を別の業者と結ぶこと
「転用」(光コラボ)は、別の業者とフレッツ光の光回線を使う契約を結ぶことです。
「転用」とは、NTT東西と光回線契約をしている人が、NTT東西から光回線の提供を受けた事業者(光コラボレーション事業者)に、光電話(IP電話)の電話番号等はそのままで光回線の契約を乗り換えることです。
転用した場合、契約先はNTT東西ではなく、光コラボレーション事業者となります。NTT東西との光回線の契約は解約されることに、特に注意が必要です。
「光コラボレーションって何ですか?(その2)転用とは何ですか?(身近な消費者トラブルQ&A)_国民生活センター (kokusen.go.jp)」より引用
auひかりとNURO光ともに、「転用」(光コラボ)は無関係
auひかりはNTTのダークファイバー(NTTが持っているけど使っていない回線。もっといえば、フレッツ光では使っていない回線)と、KDDIの回線を使い分けています。なので、「転用」は無関係です。
そして、NURO光もダークファイバーを使っているので、「転用」は無関係。
転用(光コラボ)についての正しい理解
大前提として、「転用」をするのであれば、フレッツ光に加入していることが条件です。
やること | 転用かどうか? |
---|---|
auひかりを契約していて、フレッツ光に乗り換える | × |
auひかりを契約していて、光コラボレーション業者に乗り換える | ×(そもそも、できない) |
NURO光を契約していて、フレッツ光に乗り換える | × |
NURO光を契約していて、光コラボレーション業者に乗り換える | ×(そもそも、できない) |
フレッツ光を契約していて、光コラボレーション業者に乗り換える | 〇 |
転用をやろうと思えばできなくもないが、メリットなし
auひかり・NURO光からどうしても、光コラボの契約をするのであれば
加入している光回線を解約
⇒フレッツ光と一時的に契約
⇒すぐに転用手続き
の手順を踏む必要がありますが。
違約金と手間を考えると、まぁ、メリットないです(´▽`*)。
それだけで、1~2か月かかるし、違約金かかるしで、やる理由なし。
もし、知人でやろうとしている人がいたら、「なんか、おかしくない?」と言って、止めてあげてください。
転用のトラブルにはご用心。少なくともauひかり・NURO光は無関係
わざわざ、国民生活センターが「転用」について説明するくらいなので、トラブルが後を絶ちません。
「『安くなる』って言われたけど、よくわからないまま契約させられた」なんてことにならないように。
光コラボ業者は、こちらが面倒か本当に得であるかは関係なく、契約してほしいだけです。
少なくとも、auひかり・NURO光の話で、「転用」と言うワードは出てこないです。
まとめ:迷ったらNURO光。一戸建てのauユーザーならauひかりもあり
結論をまとめると、迷ったらNURO光。一戸建てのauユーザーならauひかりもありです。
■月額料金(一戸建て)
■月額料金(マンション)
■違約金
工事費の残債 (3年以内に解約で発生) | 違約金 | 撤去工事費 | |
---|---|---|---|
auひかり | 1,178円 ×(36-契約月数) | 4,730円 (更新月以外は発生) | 一戸建て:31,680円 マンション:工事不要であれば無料 |
NURO光 | 1,222円 ×(36-契約月数) | 一戸建て:3,850円 マンション:583円 (更新月以外は発生) | 一戸建て:11,000円 マンション:工事不要であれば無料 |
auひかりは、auスマートバリューでauのスマホ代が550円引かれますが・・・。
それでもauひかりが安くなるのは、一戸建ての場合のみ。マンションは、NURO光です。
とくにau以外のスマホを使っているなら、NURO光を選ぶ方が安上がりです。
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