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小説「スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼」のあらすじと感想【2作目】

小説「スマホを落としただけなのに」シリーズの2作目である、「スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼」のあらすじと感想を書きます。

1作目と比較すると2作目の物語のスケールが大きくなっていますし、結末はあっと驚くもの。

それに、1作目を読んでいなくても、読めるのは読者にやさしいつくりです。

3作目を読んだ管理人だから言えるのですが、2作目は3作目に向けた伏線が引かれており、かなり重要な立ち位置です。

※なお、ネタバレを期待している人は、本記事では書かれていなので注意してください。

スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

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スマホを落としただけなのに2の登場人物

主に、警察関係者、仮想通貨事件の関係者、ハッカーサイドに分けて説明します。

警察関係者(赤線は主要人物)

桐野 良一(きりの りょういち)※映画では、「加賀谷 学」

セキュリティ会社に勤めていたころの実績を買われて、警察に転職。

「デジタル・フォレンジック」という、パソコンやスマホの削除されたデータを復元する技術を使って、とある女性について手がかりを調査していた。

松田 美乃里(まつだ みのり)

桐野の恋人。喫茶店で、フリーWi-fiに接続したことがきっかけで、遠隔操作ウイルスに感染した。

■牧田 光俊(まきた みつとし)

桐野の上司で、警務部長。鶴の一声で、桐野を動かす。

■毒島 徹(ぶすじま とおる)

1作目の丹沢山中連続殺人事件を逮捕・解決した刑事。

足を使った地道な調査を得意としている。

浦井 光治(うらい みつはる)

1作目の丹沢山中連続殺人事件の犯人かつ、天才ハッカー。

新たに発見された女性の被害者について、浦井は知らないとしている。

仮想通貨事件の関係者

■JK16(=神宮寺紗綾子)

ホワイトハッカー。仮想通貨流出事件で、流出した仮想通貨にマーキング(現金化した瞬間に人物を特定できるように)した。

■森岡 一(もりおか はじめ)※映画では「笹岡 一」

桐野がかつて勤めていたセキュリティ会社の社長。

仮想通貨事件で、被害のあった会社のセキュリティ調査を行った。

ハッカーサイド(赤線は主要人物)

(イニシャルの”M”)

今回の、仮想通貨流出事件の犯人。

スマホを落としただけなのに2のあらすじ

物語は、A(美乃里視点)、B(謎の男視点)、C(桐野視点)で進行します。

フリーWi-fiにつないで遠隔操作ウイルスに感染(A)

美乃里が、喫茶店でフリーWi-ifにつないだことがきっかけとなり、スマホが遠隔操作ウイルスに感染します。

美乃里は、桐野の仕事が多忙で、会う時間が少ないことから寂しさを覚える日々。

美乃里のスマホが遠隔操作されていることを桐野が見つけますが、Mをあぶりだすためにあえて、そのままにしておくように言われる始末。

そればかりか、事件の調査でさらに忙しくなることを桐野に言われます。

注目ポイントは

  • 美乃里の運命やいかに?
  • 二人の恋の行方は?

と言ったところです。

美乃里と仮想通貨を狙う謎の男(B)

謎の男(M)は、

  • 美乃里
  • 仮想通貨流出事件で登場したホワイトハッカー「JK16」

の素性を調査しています。

果たして、

  • 美乃里とJK16を狙う男は何者か?
  • 男の目的は何なのか?

ここが物語の最大の焦点の一つです。

新たな被害者の情報を追う桐野(C)

桐野は、丹沢山中連続殺人事件で新たに発見された被害者、長谷川祥子の情報を探っています。

事件解決に向けて、天才ハッカーの浦井と手を組むことにした桐野。

浦井の証言によって、容疑者の一人として、ダークウェブでは有名な”M”が候補に挙がりました。

さらには、Mをおびき寄せるための、囮(おとり)として美乃里に協力するように言うのでした。

ちなみに、誰にも見つかるわけにはいかない、ある秘密が桐野にはあります。

  • 浦井と協力し、丹沢山中の事件は解決できるのか?
  • 桐野は美乃里を守れるか?
  • 桐野の秘密とは?

と言ったところが、見どころです。

スマホを落としただけなのに2の物語の感想

スマホを落としただけなのに2の物語の感想について、良い点3つ・残念な点3つを書きます。

まずは、良い点から。

良い点
  • サイバー攻撃が現実に起こりえる内容であること
  • Mが動き始めたあたりが面白い
  • 遠まわしに警察という組織を批判していること

次に残念な点です。

悪い点
  • スマホを落とした人物がいないこと
  • 後半の展開が急すぎ
  • 桐野が浦井に話した秘密は、3作目に持ち越し

<良い点>サイバー攻撃が現実に起こりえる内容であること

サイバー攻撃が現実に起こりえる内容であることで、勉強になります。

サイバー犯罪に対する正しい知識を身に付けたい人はオススメ。

例えば、

  • 遠隔操作ウイルス
  • バックドアの作成
  • ホームページの改ざん

が攻撃の手口として使われます。正直、怖くなります。

なお、個人ができる自衛策については、別の記事でまとめているので、ぜひ見てくださいね。

もし、PCにセキュリティソフトを入れていない方はこの機会に導入することをお勧めします。

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<良い点>Mが動き始めたあたりが面白い

後半になると、美乃里がMに狙われます。

ゾッとするようなシーンがあります。

実際にあったら、一人で街を歩けなくなるレベル。

そこから続きが気になって一気に読みました。

Mが動き始めてから、サイバー攻撃を実際に仕掛けるところまでは怒涛の展開です。

<良い点>遠まわしに警察という組織を批判していること

本作は、遠まわしに警察という組織を批判しています。

結末を見れば、「あの事件のことか!」と納得しますよ。

<残念な点>スマホを落とした人物がいないこと

スマホを落とした人物がいないことは残念です。

続編だからという気持ちはわかりますが、せめて、タイトルかえてほしかったなぁ。

<残念な点>後半の展開が急すぎ

後半の展開が急すぎます。

Mが本格的に、動き始めてから様々なハッキング事件が起こりますが、アクション映画を見ているみたい。

桐野の行動は、ツッコミどころだらけなので純粋な目で見ましょう。

<残念な点>桐野が浦井に話した秘密は、3作目に持ち越し

※若干のネタバレです。

桐野が浦井に協力させようとすると、浦井は桐野にとっておきの秘密と引き換えに協力すると言いました。

桐野が何を話したかは、3作目に持ち越しです。しかも、ひっそりと。

2作目でいいやとなった人は、桐野自身の別の秘密を浦井に話したと解釈しかねません。

浦井が要求したのは、「美乃里の秘密」です。

スマホを落としただけなのに2のあらすじと感想のまとめ

「スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼」(2作目)の、登場人物・あらすじ・感想について説明しました。

良い点
  • サイバー攻撃が現実に起こりえる内容であること
  • Mが動き始めたあたりが面白い
  • 遠まわしに警察という組織を批判していること

総評すると、現実味がそこそこあって、スリリングです。

様々な人物の視点から、じっくりと話を進めていき、Mが実際に動き始めるところまで飽きさせない工夫は見事です。

ぜひ一度、シリーズの2作目を読んでみてください。

スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

そして、2作目を読み終えた後は、3作目も必見です。

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