
登山の保険って必要なの?

無保険での登山は、論外です!必ず加入してください
「登山の保険(「山岳保険」と呼ばれたりします)って必要なの?」とか、「面倒そうだしいいや(;^ω^)」と思っている人もいるかもしれません。
しかし・・・
無保険なら、登山に行かないでくださいね。。。
登山者としての、暗黙の了解です。
理由はたった1つ。
- 救助費用が高いから
登山の保険は、掛け捨てで、ワンコイン程度で、しかもスマホ1つで加入できます。
「登山に保険は、必要か?」という問いに対しては、「モンベル、東京海上日動、YAMAPでも、どの保険でもいいので、必ず加入してください」が答えです。
本記事は、保険の必要性を説くのが目的なので、どこの保険がおすすめかについては言及しない点をご了承ください。
登山に保険が必要な理由は、救助費用が高いから
登山に保険が必須な理由は、救助費用が高いからです。

登山の救助は、税金って聞いたんだけど・・・
まず先に、警察と消防のヘリが出動するので、ある意味、正しいです。
民間のヘリが出動しない場合は、登山の救助にかかるお金は、すべて税金で支払われるので、登山者が負担する費用は0円です。
・・・まぁ、これはこれで別の問題がありますが、あえて言及しないでおきますね。
小規模な遭難であれば、救助費用はかからない場合もある

歩いている途中で、転んで骨折した・・・
このような遭難は、登山者が下山するのをサポートするだけなので、比較的小規模。
※「遭難(そうなん)」とは、「自力で下山できなくなる状態すべて」を指します。
基本的には、警察と消防が救助するので、救助費用は税金で支払われます。
他の人の救助に当たっているなど、警察と消防のヘリに空きがない場合は、民間のヘリが出動することになるので、その場合の救助費用は遭難者の負担です。
登山の保険は、大規模な遭難に備えて必ず加入する
登山の保険は、民間のヘリも協力して出動するような、大規模な遭難に備えて必ず加入しましょう。
例えば、遭難者がどこにいるか、まったく見当がつかない場合は、民間のヘリも捜索に協力します。
大規模な遭難になれば、1時間あたり、50~100万円の費用は覚悟してくださいね。

6時間の捜索で、最大600万円・・・
命がかかっている状態において、お金の問題ではないのは確かですが、山岳保険に加入しない理由がありません。
大規模な遭難事例は多数。登山の保険の加入は必要
え?「そんな大規模な遭難なんて、そうそう起きるわけではないって?」
いやいや。毎年のように、それも大規模な遭難は起きていますよ。
遭難の事例>>jROの過去11年間のGW遭難事例
管理人自身、救助ヘリが3機、同じ方向に向かって飛んでいくのを見たことありますしね・・・。
3,000M付近を歩いていたので、わりと近くでヘリを見れたんですよね・・・。(;´∀`)
あれは、怖かった。
登山の保険の加入は必須。登山届も出して、二刀流の備えを
登山の保険の加入は必須だといいました。
しかし・・・

そもそも、遭難すること自体、大勢の人に迷惑が掛かります!
遭難するということ自体を防ぐために、「登山届(計画書)も必ず出す。保険と登山届の、二刀流の備えをする」ってことを忘れないでくださいね。
「夏山登山の計画の立て方は3ポイント【エクセルテンプレートあり】」という記事でも紹介していますが、登山届として使えるエクセルのテンプレートを作成しました。
テンプレートの使い方は、ごくシンプル。
- エクセル内にある記入例を参考に記入して、印刷
- そのまま、ふもとの登山ポストに投函すれば完了
30分もあれば、書けると思うので必ず作成してくださいね。
まとめ:登山の保険は必要。無保険ではいかないように
「登山に保険は、必要か?」という問いに対しては、「どの保険でもいいので、必ず加入してください」が答えです。
理由は、ごくシンプル。
- 救助費用が高いから
登山の保険は、掛け捨てで、ワンコイン程度で、スマホで加入できるので必ずです。
メジャーな保険は、次の3つです。
保険の加入と、登山届(下記にテンプレートと記入例のエクセルあり)を出して、準備万全に登山を楽しみましょう。
今回は、少しお堅い話になってすみませんでした。他の登山のコラムも読んでくださいね。
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