夏山登山登山記録

富士山 富士宮ルートの登山記録【五合目~御来光山荘~剣ヶ峰】

どうも!ひよこSE(@PiyoOct)です。

富士山は日本で一番標高が高い山で、誰もが一度は登ってみたいと思う山。大学登山部だったひよこSEですが、富士山には登ったことありませんでした。

北・南・中央アルプスでテント泊はしたことあるのなぜか・・・

2024年9月7日~8日の2日間で登りました。30歳になる前の目標の一つだったので、無事に登頂できてよかったです。天気も晴れでした!

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富士登山の装備と計画の注意点

他の人も「富士山は甘くないよ~」みたいなことを言っていると思うので、「またか!」と思う人もいるかもですが、富士登山をするにあたって注意点を書いておきます。

ひよこSEから見ても富士山は甘くないので、装備をそろえるのと計画はしっかりと事前にお願いします。

装備にザック・レインウェア・ヘッドライト・登山靴・防寒着は必須

装備にザック・レインウェア・ヘッドライト・登山靴・防寒着は必須です。

【装備について】夏山登山にマストな装備は全部で8つ

特に、「御来光を見たい!」となれば、夜で真っ暗な冷えている道を歩くことになるので、防寒着とヘッドライトはマストアイテムです。雨が降っていれば、レインウェアがないと話になりません・・・。

それと、ニュースでも「迷惑登山者」みたいな報道が毎年あるので大丈夫だと思いますが、半袖半ズボンスニーカーみたいなのは、絶っっっっっ対やめてくださいね!

【補足】小銭や現金を忘れず

装備とは少し話がそれますが、富士山のトイレは有料(200円が多い)なので、小銭があると便利です!

あとは、水が400~500円するので、そのお金も忘れずに!

普段、クレカやPayPayを使っている人は要注意

水を買うときにおつりはもらえますが、トイレは両替不可なので特に注意してください。

富士山の計画はしっかりと立てる

富士山計画を立てるにあたって、いろんな方法があります。

  • ネットで調べる(「富士山 (ルート名)」で、Google検索やYouTubeを見る)
  • 「山と高原地図」を購入する

いつもひよこSEが買うよう、このブログでおすすめしている「山と高原地図(エアリア)」と同等の情報(冊子)がネットでも、もっと言えば現地でも手に入ります。

登山系YouTuberの方が有益な発信をしているので、計画しやすいですね~

すごい時代!

「山と高原地図(エアリア)」は買って損はないし、「ネットより紙のほうがいいよ!」という人はぜひぜひ。

富士山の4ルート

富士山は、4つのルートがあります。

  • 吉田ルート】行動時間:9時間程度
    (一番人気。山梨県側から登るので、関東からの登山者が多い)
  • 富士宮ルート行動時間:8~9時間程度
    (二番目に登山者が多い。静岡県側から登る。)
  • 御殿場ルート行動時間:10~11時間程度
    (静岡県側から登る。もっともなだらかだが、行動時間が一番長い)
  • 須走ルート行動時間:9~10時間程度
    (静岡県側から登る。混雑は少ない。下りの砂を走るルートが楽しく危険でもある)

東京から行く人は、ほぼ吉田ルートになると思います。

最低、9時間歩くつもりで計画する

9時間歩くつもり」で計画、逆算してください。普段、運動する習慣がない人だと10時間超えることも考えられます。

基本的には、マイカー規制されているので、バスで登山口に行くことになります。

日帰りは不可能とは言わないですが、どのルートを選んでも基本は1泊2日。バスの時刻表や山小屋の予約状況は事前に確認して、無理なく間に合うように計画を立ててくださいね。

御来光を見たいなら、山小屋で宿泊→夜中25~26時に出発

が無難な計画です!

↓実際のひよこSEの計画

  • 1日目:五合目~新七合目
  • 2日目:【夜3時に出発】新七合目~剣ヶ峰山頂~五合目【昼11時に到着】
    ※御来光は、混雑を避けるために歩きながら見ることに
    ※実際の下山時刻は12時ごろ
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富士山 富士宮ルートの1日目の登山記録

富士宮ルートの五合目に向かいます。五合目までは、新富士駅あるいは富士宮駅から登山バスが出ているので、それに乗ります。

例年だとバスは9月上旬、2024年の場合は9月10日までです。

ひよこSEは9月7日~8日の2日間、いわゆる「山開き」の最後の週末の2日間で登山しました。

【1日目】富士宮ルート五合目

富士宮ルート五合目に到着。この地点で標高は2,400M。高山病には気をつけてください。

水のお値段が高い&水場がないですが・・・。

高山病にならないためにしっかりと水分補給はしてください!

富士宮ルート五合目

ちなみに、保全協力金の1,000円を五合目で払うと、木でできた協力者証がもらえます!

富士山保全協力者証

協力者証のうらに自分でスタンプを押して記念にもなります!(だいぶ、ななめだなぁ(*´ω`))

協力者証の日付

初代駐日イギリス公使のサー・ラザフォート・オールコックさんの記念碑です(初めて知った人 笑)。

余談ですが、オールコックが幕末に記した滞日三年の記録の「大君の都」が有名らしい!

【1日目】六合目の宝永山荘・雲海荘まで

いざ、登山開始!30分歩けば、六合目です。

岩でごつごつしていたり、滑りやすい道が続くので、慣れていなかったらゆっくり歩いてくださいね。

六合目までの砂利道

余談ですが、こういう道(地味に滑る道)を当たり前のように走る大学生集団がうらやましい今日この頃。

六合目まで滑りやすい道

30分くらい歩いて六合目に到着。

六合目に到着

宝永山荘では、見るからにひんや~り冷えたラムネが売っていたり、その日はたまたま静岡茶の試飲がやってました!ラッキー!

↓すごくおいしそうなラムネ(木でできた杖も売っているのがびっくり!)

6合目のラムネ

六合目まで30分歩いただけですが、ラムネと静岡茶に惹かれて早速の大休憩(*´▽`*)。

雲海荘もある。(山小屋が1か所に2つあるのが驚き!)

六合目雲海荘

【1日目】新七合目の御来光山荘まで

気を取り直して、新七合目の御来光山荘に向かいます。およそ1時間くらい歩きます。

曇ってきていますが、なんとか雨にならず持ってくれました。

富士山の6合目の途中の看板

相変わらずごつごつした道が続きます。新七合目に向かう道から徐々に急登になっていくのもあって、富士山らしさを感じられます。

新七合目までの道

実際に歩くと想像以上に体力持ってかれます!

新七合目までもう少し。

新七合目の案内

新七合目の山小屋が見えてました!

写真からも結構、急なのがわかると思います。これくらいの傾斜をジグザク歩いて登っていくイメージ。

新七合目が見えてきた

無事に予約した山小屋の御来光山荘にたどり着きました。ここまでで、約1時間30分。

御来光山荘に到着

少ししか歩いていないけれども、もう休みたくなってきた記憶があります 笑

御来光山荘から眺める雲海はものすごい絶景

1日目に宿泊する御来光山荘。

たぶん、名前の通り御来光を拝めます。雲海がものすごい絶景でした。

ほらほら、見てくださいまし。晴れているしすごい景色!

御来光山荘の雲海その1

ぼーっといつまでも眺めることができます。

御来光山荘の雲海その2

実際に日の出の瞬間を見ようと思ったら、このあたりの角度かな。2日目は夜の3時に出発しましたが、ここからも見てみたかったですね。またの機会に。

御来光山荘の日の出を見るポイント

余談ですが、住み込みで働いている人たちが気さくで面白い方ばかり。明るく迎え入れてくれて本当にありがとうございました!

富士山 富士宮ルートの2日目の登山記録

2日目は、さらに急登します。夜中に歩くのであれば、辺りは真っ暗なので余計に疲れます。

気合と根性で乗り越えてください!

元祖七合目の山口山荘まで

ひよこSEは、夜中の3時に出発しました。

というのも、御来光組で登山道がごった返す時間を避けつつ、天候が崩れる前に(昼前に)下山したかったので、11時ごろの下山を目指したイメージですね。

実際に真っ暗なのがわかるとおみます。

元祖七合目山口山荘

九合目の萬年雪山荘

九合目の萬年雪山荘。少し明るくなってきましたが、日の出の時間までもう少しあります。

ちなみに、この時点で標高は3,460M。やはり富士山は高いです。

九合目萬年雪山荘

少し寒いのもあって、コーヒーを飲みたくなったり小屋の中のTシャツが気になったり。

萬年雪山荘のコーヒー

九合五勺胸突山荘を目指している最中に日の出(5:07ごろ)

少し休んで、歩き始めたころに日の出。

富士山御来光の瞬間

写真だとわかりづらいですが、目を凝らすとちょこんとそのお姿が・・・。

もう・・・実際に見てください!

九合五勺の胸突山荘に到着。日の出後というのもあって、徐々に明るくなってきています。

もう少しで山頂。酸素も薄いので体調には気をつけつつ歩き続けます。

九合五勺胸突山荘

いよいよ浅間大社奥宮、富士山山頂の剣ヶ峰へ

浅間大社奥宮に到着しました。ほぼ富士山山頂で、最高峰の剣ヶ峰まで15分くらいのところです。

浅間大社奥宮

中に入るとお参り、お賽銭ができます。実際にひよこSEもお参りしました!

浅間大社でお賽銭の様子

全員が無事に登頂、下山できますように・・・

テレビで見たことのある人もいるかもですが、富士山の火口。

富士山の火口

剣ヶ峰山頂へ。ここを登れば、日本一高い場所へとたどり着きます。

人がめちゃくちゃいます。30分~1時間は待つことになるので、覚悟してくださいまし(-_-;)。

剣ヶ峰山頂へ

写真撮影を待つと三角点とその景色が迎え入れてくれました!

書くのを忘れていましたが、しっかりと晴れています!

剣ヶ峰三角点
剣ヶ峰からの景色

降りるとき、砂走りしますが、滑ります。正面ではなく、気持ち斜めに体重をかけて歩くようにしてくださいね!

剣ヶ峰の砂走り

帰りの温泉

帰りは富嶽温泉 花の湯というところで温泉に入りました。

帰りの登山バスで途中下車すれば温泉のすぐ近くまで行けます!

五合目~九合目の山荘で割引券が置いてあるので、忘れずにゲットしてください!

まとめ

五合目から往復で、9~10時間ほどかけて登る富士山。

ひたすら砂場や岩場を登る、シンプルながら体力・根性が求められます。

その山頂は、3,776M。無事に登頂できたら、必ずや感動の景色が歓迎してくれるはず。

万全の装備と計画で、高山病にならないよう時間をかけながら、ぜひチャレンジしてくださいね。

またね!((((((((((っ・ω・)っ ブーン

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