夏山登山始め方

夏山登山の計画の立て方は3ポイント【エクセルテンプレートあり】

夏山登山の計画の立て方3ポイントを初心者向けに解説します。

装備をそろえて、初めて登る山も決めたら、次は登山計画を立てましょう。

登山計画書のテンプレートも用意したので、よかったら使ってください。

※ファイル名は「tozan_planning.xlsx」です。英字ですが、セキュリティ上ご容赦ください。

なお、必要な装備や登る山の決め方について読んでいない方は、ぜひ読んでくださいね。

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夏山登山の計画を立てるポイントは3つ

夏山登山の計画を立てるポイントは3つです。

登山計画の立て方3ポイント
  • ➀登る山の「山と高原地図」を購入して、基本的な情報を把握する
  • ➁16時までの下山を前提として登山を計画する
  • ➂登山計画書を書く

それぞれ、順に説明していきます。

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➀登る山の「山と高原地図」を購入して 、登山計画するうえでの基本的な情報を把握する

登山計画を立てるポイントとして、

  • 登る山の「山と高原地図」 という冊子を購入して
  • 登山計画するうえでの基本的な情報を把握する

ことが初めのステップとなります。

(登山の間では、 「山と高原地図」 は「エアリア」と呼んでいます。)

山と高原地図の中身
写真左に、コースタイム、写真中に地図、コースの詳細、水場と山小屋の情報があります。


「山と高原地図」は、地域ごとに全部で59冊あります。

登る山を決めたら、当てはまるものを本屋さんか、アマゾンで購入して下さい。

なお、まだ登る山を決めていない人は、 「夏山登山の初心者が、初めて登る山の決め方」という記事で説明しているので、登山レビューする山を決めてくださいね。

「山と高原地図」では、

  • コースタイム
  • 地図、水場、山小屋の情報

といった、必ず知っておきたい情報が分かります。

とりあえず、「御在所・霊仙・伊吹」のエリアのものを紹介します。

お近くの本屋さんや、アマゾンで行く山の「山と高原地図」は、必ず購入してください。

コースタイム

コースタイムは、

  • 「山と高原地図」に載っているタイムそのまま

で問題ないです。

基本的には、コースタイムそのままってことだな!

「山と高原地図」 のコースタイムは、

  • 高齢者の方でもたどりつける時間

としています。(聞いたことがあるだけですが、、、)

※ただし、コースタイムに休憩時間は含まれていないので、注意していください。

地図、水場、山小屋などの登る山の情報

地図、水場、山小屋などの登る山の基本情報が分かります。

  • 登る山の地図
  • 水を補給できる水場は、どこか?(あるいはないのか?)
  • 山小屋(避難小屋も含む)はあるのか?

といった、その山を登る前に事前に知っておきたい情報が分かります。

➁16時までの下山を前提として登山を計画する

登山計画は16時までの下山を前提として立ててください。

16時に間に合うようにコースタイムから逆算して計画を立てるようにします。

例:コースタイムが6時間の場合

  • 移動時間が1時間
  • コースタイムが6時間
  • 途中の休憩時間が1時間(コーヒー飲んだり、くつろぐ時間)

だとすれば、

  • 16 – (1 + 6 + 1)= 8時

遅くとも午前8時には集合して、移動を開始していないと16時の下山は無理です。

渋滞等による遅延も考えると、午前7時が現実的な集合時間でしょう。

…というわけで。

登山家の朝は早いんです( `ー´)ノ

登山計画で16時までの下山を目指す理由は、2つある

登山で16時までの下山を目指す理由は、2つあります。

16時までの下山を目指す理由
  • 暗くなると歩きづらいから
  • 気温が低下するから

暗くなると歩きづらいから

暗くなると足元や、周りが見づらくなり、歩きづらくなります。

山には街中のような街灯は一切ないです。

真っ暗です。

装備に明かりとなるヘッドランプがあるとはいえ、それを頼りに暗闇の中を歩くのは大変危険です。

なので、暗くなる前に(16時には)必ず下山しましょう。

気温が低下し始めるから

大前提として、山の夜は寒いし、風が強いです。

※意図せず夜を迎えることもあるかもしれないので、防寒着は必ず持っていきましょう。

標高100Mにつき、0.5~0.8℃気温が低下するので、ふもとの最低気温が10℃だとすれば、

  • 標高1,000Mは5℃以下
  • 標高2,000Mであれば氷点下

であっても不思議じゃありません。

③登山計画書を書く【エクセルテンプレートあり】

計画書を立てる上での予備知識を覚えたら、次は登山計画書を書きましょう。

登山計画書のテンプレートを活用して楽に計画する

「山と高原地図を買って、16時に間に合うように逆算すればいいのはわかったけど、計画立てるの面倒」

と思った方、安心してください。

登山計画書のテンプレートを管理人が作成したので、計画を楽にするのに活用してくださいね。

下の「ダウンロード」ボタンをクリックして、ダウンロードしてください。

※ファイル名は「tozan_planning.xlsx」です。英数字ですが、セキュリティ上ご容赦ください。

※転載、再配布は当記事が引用元であることを明記してください。

登山計画書のテンプレートの使い方

エクセルファイルのシートに記入例を用意していますので、それを参考に、登山計画書を記入してください。

なお、

  • 山岳保険の加入
  • 現地警察の電話番号の記入

は必ず行ってください。

登山計画の立て方の3ポイントについてまとめ

夏山登山の計画の立て方について、おさらいします。

登山計画の立て方3ポイント
  • ➀登る山の「山と高原地図」を購入して、基本的な情報を把握する
  • ➁16時までの下山を前提として計画する
  • ➂登山計画書を書く

登山計画で重要なのは

  • コースタイムを把握して
  • 16時までに下山すること

です。

エクセルのテンプレートも用意したので、登山計画を立てたら、次は覚えておきたい基礎知識について学びましょう。

夏山登山の基礎知識を身につける

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