コーヒーハンドドリップ

ハンドドリップの淹れ方とコツを、初めての人に解説【蒸らしが命】

どうも!ひよこSE(@PiyoOct)です。

  • ハンドドリップコーヒーの器具をそろえて
  • コーヒー豆も買った

という方は、いよいよハンドドリップの瞬間です。

淹れ方の最大のポイントは、「蒸らし」です。

味の半分以上が決まります!

まだ、器具をそろえていなかったり、コーヒー豆を買ってない人は、次の記事も読んでくださいね。

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ハンドドリップコーヒーの淹れ方は全部で4工程ある

早速ですが、ハンドドリップコーヒーの淹れ方は全部で4工程あります。

  1. コーヒー豆、器具を用意する
  2. コーヒーフィルターを濡らす
  3. 1回目の蒸らし【最重要工程】
  4. 蒸らしの後の抽出は、3回に分ける

それぞれ、順番に説明しますね。

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ハンドドリップの工程1:コーヒー豆と器具を用意する

用意するものは、下記のとおりです。分量は、1杯分の場合です。

  1. コーヒー豆 10g~12g(豆は、粉になっている状態)
  2. コーヒーサーバー
  3. ドリッパー
  4. ペーパーフィルター
  5. ポット・お湯 200ml程度

なお、必要な器具をそろえていない方は、5000円程度で買えるので、早いところそろえてしまいましょう!

①コーヒー豆 10g~12g

今回、使用した豆は、ワルツ平針店で購入した「アメリカンソフト」です。

「アメリカンソフト」は、苦みは弱めですが、香りとボディがしっかりとしたコーヒーです。

挽いてある状態のコーヒー豆

なお、1杯分の豆の量は、豆の種類によって異なっていて、

  1. 10~12gの間がおいしい量のゾーン
  2. 面倒でも量ること

をおすすめしています。いろいろと試してみてくださいね。

2杯分以降は、

  • 10gなら、さらに10g
  • 12gなら、さらに12g

ずつ足せばOKです。

②コーヒーサーバー

コーヒーサーバーは、理科の授業で使ったことのあるビーカーみたいなやつだと思えばいいです。

コーヒー用サーバー

一つだけ、注意点があります。

コーヒーを淹れた後の話になりますが、コーヒーサーバーは、「直火厳禁」です。

コーヒーを温めなおすときは、湯せんか電子レンジにしてください。

③ドリッパー

ペーパーフィルターをセットするやつです。

コーヒー用ドリッパー

穴の数が違ったりで形状に色々と違いがありますが、初めのうちは好きなやつを選べばよいと思います。どのドリッパーも、大差ないです。

➃コーヒーフィルター

コーヒー豆をセットするための紙です。

コーヒーフィルター

コーヒー屋さんで好きなフィルターを選ぶでいいと思います。

値段が安いやつほど、

  • 抽出する際にコーヒーの出が悪い
  • 紙っぽいにおいがすることがある

という欠点がありますが、好みの問題です。

➄ポットと、お湯 250ml程度

コーヒーポットは、取っ手がついていて、細いお湯が出せるものにしましょう。

あとは、なるべく軽いほうがいいです。

コーヒーポット

そして、お湯の温度については、80~90℃にするのが望ましいです。

なお、お湯の量は、

  • 1杯分(135ml)=250ml

が目安です。

※ml=ミリリットル

ハンドドリップの工程2:コーヒーフィルターを濡らす

コーヒー豆と、器具を用意した後は

  1. コーヒーサーバーをお湯で温める
  2. コーヒーフィルターをお湯で濡らす
  3. コーヒー豆をコーヒーフィルターに入れる

といった流れになります。

①コーヒーサーバーをお湯で温める

コーヒーサーバーは、熱めのお湯で、温めましょう。

コーヒーを抽出した後に、サーバーが冷たいと、せっかく淹れたコーヒーがすぐにぬるくなってしまうためです。

冷めてしまったコーヒーは、温めなおしてもいいのですが、風味が飛んでしまいます。

できるだけ、冷めにくい工夫をしましょう。

②コーヒーフィルターをお湯で濡らす

一番下にあるのが、コーヒーサーバー。その上に、ドリッパーをセットして、ドリッパーの形にあうように、コーヒーフィルターをセットします。

ペーパーフィルターをお湯で濡らす

ドリッパーとコーヒーフィルターが、しっかりとくっつくように、フィルターを濡らします。

また、フィルターを濡らすことで紙のにおいも取れて、一石二鳥です。

③コーヒー豆をフィルターに入れる

コーヒー豆をフィルターに入れた時の様子です。

コーヒー豆をフィルターに入れる

ドリッパーの取っ手をもって、軽く揺らして、コーヒー豆を均(なら)してあげましょう。

ハンドドリップの工程3:1回目の蒸らし【蒸らしがコツ】

さて、次は一番大切な「1回目の蒸らし」です。

ポイントは

20ml のお湯をそっと注ぎ、20秒程度待つ!

です!

お湯はそっと、やさしく注ぎます。(豆を濡らすのではなく、湿らせるイメージ)

蒸らしの様子

コーヒー豆を蒸らす目的は、

  • お湯をコーヒー豆に馴染ませて、コーヒーの味と風味を起こして引き立てること

です。

お湯をいっぺんに注ぐと、味と風味が引き立つことなく、抽出することになります。

蒸らしの失敗例

蒸らしの失敗例をご覧ください。

蒸らしの失敗例

少し見づらいですが、真ん中がくぼんでいます

こうなってしまうのは

  • お湯を勢いよく注いでしまった
  • お湯の量が多い
  • コーヒー豆が古い(粉になってから時間がたっている)

のいずれかが原因です。

蒸らしの成功例

次に、蒸らしの成功例をご覧ください。

蒸らしの成功例

失敗例では、コーヒー豆の中央がくぼんでいましたが、ドーム状に豆が膨らんでいるのが、お分かりいただけるでしょうか。

膨らんでいる間は、コーヒーがどんどんおいしくなる瞬間ですよ。(*’▽’)

写真のようになれば、成功です。

ハンドドリップの工程4:蒸らしの後の抽出は、3回に分ける

蒸らしの後の抽出

蒸らしの後の抽出は、膨らんだ箇所に、コーヒー豆を端っこに寄せるように、円を描きながら徐々に大きくするイメージで、お湯を注ぎます。

お湯の勢いは、強め。

蒸らしと、個々のお湯の量で、コーヒー全体の半分強を抽出します。

2投目は抽出量の半分

お湯を注いだところが、泡立つので、その泡の中にお湯を入れて円を大きくしていきます。

注意点は、豆を端に寄せて膨らませていく際に、側面 1cmにはお湯をかけないようにするということです。

苦みの強いコーヒーになってしまいます。

3回目、4回目は中点で、お湯の量を補う

3回目、4回目は、豆が中点まで落ちたら、弱めの勢いで落ちた分の半分だけ足します。

3回目・4回目の抽出のイメージ

図の、黒丸の箇所まで、お湯が落ちたら、青い線を目安にお湯を補います。

豆たちが半分まで落ちたところで

お湯が落ちたところ

その分の半分のお湯を注ぎ足す

3投目・4投目でお湯をさらに足す

これを4投目まで繰り返して、抽出する豆の分だけの目盛りに達したら抽出完了です。

ハンドドリップを淹れ方とコツのまとめ

コーヒーの淹れ方について、工程をおさらいします。

  1. コーヒー豆、器具を用意する
  2. コーヒーフィルターを濡らす
  3. 1回目の蒸らし【最重要工程】
  4. 蒸らしの後の抽出は、3回に分ける

特にコツが必要なのが、蒸らしの工程

うまく、コーヒー豆が膨らまないという人は

  • お湯の勢いが強くないか?
  • お湯を多く入れすぎていないか?
  • コーヒー豆が古すぎないか?

を確認してみてくださいね。

  • うまく抽出できた時の感動
  • 淹れたての味

は、缶コーヒーやインスタントコーヒーでは味わえないと思います!

おいしいコーヒーを淹れて、リッチな気分を味わいましょう。

【次の記事】コーヒー豆の保存方法を保存期間別に解説【基本は密閉】

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