どうも!ひよこSE(@PiyoOct)です。
システムエンジニア(SE)の方で、特に新人の方は、仕事する上でわからないことだらけですよね。
例えば、

作ったソースをデプロイしといて
なんて、先輩に言われたとき、それも全く意味が分からんかったときをイメージしてください。
イメージしましたか?
知っているならいいです。知らないことなら・・・

デプロイ?ナニソレ???
日本語しゃべれや( `ー´)ノ(自分が分かってないだけ…)
ってなります。
※デプロイ = 作ったプログラムを、サーバーに配備すること。
わからない部分は聞くしかない。SEが質問の仕方を知るのは最重要
結論です。新人システムエンジニアなら、時間を決めて作業してダメなら

わかりませーん(*´∀`*)
と、素直に先輩に頼りましょう。泣きつきましょう。ただし、丸投げはダメです。
「若手は必見!SEに必要なスキルは3つ。3年目のSEが経験をもとに解説」という記事でも解説しましたが、質問力はかなり大切です。まずは、これを身に付ける。
3年目以降のシステムエンジニアならなおのこと、ググって(ネットで調べて)解決、同意を得る質問を心がけましょう。
新人SEは、質問の仕方の4つのポイントを押さえる
質問するにあたって、この4つのポイントを押さえれば、OKです。
- 時間を決めて調べる
- つまったところを押さえて先輩に聞く
- 聞いた後にお礼を言う
- なんで調べて解決できんかったか?をその場で考える(これ、割と重要)
はっきり言って、まだ仕事に慣れきっていない状態でわからないところを
1人でウンウン唸(うな)っている時間が超絶もったいない
です。
時間を決めて質問する。一人で考え込んでも問題は解決しない。
(考えまくって半日とか使っちゃう)
・・・(やっぱ、わからない)

色々考えてみたんですが、わかりませんでした(;´∀`)
すると、こんなオチになるのが見えてきます。

なんでもっと早く聞いてくれんかったんや( `ー´)ノ
叱られます。ほぼ確実に。
この後に、先輩が一瞬で解決しようものなら、「初めからSOSを出せばよかった(>_<)」さらに自責の念に駆られることに。
時間を決めて調べてわからないことは、素直に先輩に質問しましょう。
新人のSEが先輩に質問する際は、つまったところを明確にする
わからない箇所は素直に質問しろと言いましたが、一つだけ覚えておいてください。
丸投げは怒られます。
質問するにしても、「どこまで理解できていて、どこからが理解できないのか?」ということは、なるべくはっきりさせましょう。
理由は簡単。
質問される側の立場に立てば、どこまでできてるか、わからないと答えようないです。
※それすらもわからんときは、どのようにアプローチしたかを簡単に説明して「すみません。考えたけど、まったくわかりませんでした」と説明するしかないけど・・・。
質問したら、きちんとお礼を言う

○○がダメだったら、××でやってみようか!

わかりました。ありがとうございます。
教えてもらった後に、意外と忘れがちなのが、あいさつ。
「ありがとうございます。」は必ず言いましょう。
SEに限った話ではありませんが、先輩の時間をとっているので当然です。
なんで調べて解決できんかったかをその場で考える【重要】
なんで調べて解決できんかったかをその場で考えましょう。
これを怠ると、成長できません。
例えば、こんなことをその場で必ず確認しましょう。
- 先輩がネットを使っていたら「検索窓に何を打ち込んだか?」
- どのように考えて、その結論に達したか?
- 先輩が使っている本に書いてあることだったりしないか?
(本は、多少古くてもずっと使える知識が書かれていることが多い)
「先輩がSQLの参考書を1冊読み込んでいて、実務でも応用できているから、SQLの質問に強い」のであれば、その参考書を買って自分もSQLに強くなればいいわけですからね。(´▽`*)
新人SEが、先輩に質問するときの例
例えば、「Tomcatのサーバーに、バッチファイルでwarファイルをデプロイしたいが、できない」という場合を考えてみます。
<用語メモ>
- Tomcat :Webサーバーで、Javaを動かすソフト。
- バッチファイル:Windowsに実行させたい命令を記したもの。
- warファイル:zip(圧縮)ファイルみたいなやつ。中身は、Javaのクラス。
- デプロイ:作成したプログラムを、サーバーに配備すること。
さて、システムエンジニアの卵であるあなたは、Windowsバッチをなんとか作り終えました。
しかし、サーバーにwarファイルのデプロイが、なぜかできないと仮定します。
絶対にしてはいけない質問の仕方
絶対にしてはいけない質問の仕方は、

やってみたけど、できませんでした。
っていう聞き方。
聞かれた方からしてみれば・・・

へ?何が?(´▽`*)
となります。
考えてみてください。
「やってみたけど、できなかった」のは
- バッチファイルの構文に詰まっているのか?
- デプロイができないのか?
- はたまた、別の何かで詰まっているのか?
どこがネックになっているか、まったくわからないから答えようないです。
答えやすい質問ができるようにしましょう。
正しい質問の仕方
正しい質問の仕方は、こんな感じ。
「デプロイができません。Tomcatは、デプロイするので停止しています。warファイルをデプロイするパスも、間違ってないことを確かめたのですが、見ていただけないでしょうか?」
って言う感じですね。
質問から
- とりあえず、構文エラーはなし。
- TOMCATは停止させていた。
- パス(ファイルのあるべき場所)は間違っていない。
という状況が分かるので、次に見るべき点が指示できます。
ちなみに、ひよこSEだったら次に、

フォルダのアクセス権限を確認して!
って指示を出します。
3年目以降のSEは、基本は自己解決。それでも質問の仕方は重要
3年目以降のSEでも、質問の仕方は重要だけど、さらに、調べて解決する(ググる)能力のウェイトが増します。

3年もすれば、簡単に聞くと、めちゃくちゃ怒られます。泣
3年目だろうが、わからないことだらけ。
いや、むしろ増えます(´▽`*)。
少し知識がついてくると、ネットで調べて出てきた内容が、正しいものなのかも含めて、大体が判断つくようになります。
なので、自分でググって、自己解決が基本です。
ありがたいことに、ネットにはたくさんの知恵が転がっています。(いつも感謝です)
ネットに頼りましょう。 笑
※新人のSEは、勝手な判断でネットを参考に成果物を作っちゃダメですよ。
3年目以降のSEは、同意を得る質問の仕方が重要
質問をする際に、2つのことを心がけると良いでしょう。
- 参考にした内容が正しいといえる根拠をもつ
- 先輩のフィードバック、同意を得る
あくまでも、「同意を得る」形(それっぽい形)で質問ができれば、OKです。
参考にした内容が正しいといえる根拠をもつ
ネットに書いてあるソースや解決策は、その人の環境でやった場合の話です。
自分の環境でそのまま使えないことの方が多いです。
- 何をしてどうなったのかを理解する
- 正しいと言える根拠を持つ
ことを心がけましょう。
先輩のフィードバック、同意を得る
作業をするときは、先輩のフィードバック、同意を得ましょう。
※勝手な判断でやると、のちに大問題になりかねません。
例えば・・・。

〇〇ということがしたくて、××という方法で解決しようと思いますが問題ないですか?
といった質問の仕方がベターです。
- 「どうして○○が正しいと思った?」
- 「他の方法は検討したの?」
みたいなフィードバックが得られるはずです。
このときに、「正しいといえる根拠をもつ」ということが重要になるのは、理解できますよね。
まとめ:SEは質問の仕方をまず初めに覚えることが重要
SEは質問の仕方が重要です。
特に新人なら、
- 時間を決めて調べる
- つまったところを押さえて先輩に聞く
- 聞いた後にお礼を言う
- なんで調べて解決できんかったかをその場で考える(これ、割と重要)
ということを心がければ、たいていの場合はどうにかなります。
3年目以降になると、自分で調べて自己解決が基本。
それでも同意を得る質問の仕方は身に着けてください。
他にも必要なスキルはありますが、とりあえず「質問の仕方」だけは、最重要なスキル。
仕事で悩んでいる人の参考になればと思います。
コメント