完全性(Integrity、インテグリティ)をひとことで言うと、完全無欠。「情報が完全で正確で改ざんされていないこと」です。
処理に一貫性があるとか、データの欠損がない
みたく表現されることもありますが、同じ意味!
完全性は、データや情報に注目します。
ネットショップで1万円で買ったものは、1万円で請求が来るのは当たり前。誰かが改ざんして(結果を書き換えて)、10万円とか請求されたらビビっちゃいます。
主に情報セキュリティの分野で登場するワードだと思ってください。
↓ついでに覚えておこう!
【完全性】情報が完全で正確で改ざんされていないこと
【信頼性】処理の結果が確実で一貫性があること(アクセス権限に一貫性があること)
【機密性】「誰が」その情報にアクセスできるのかが重要
【可用性】(アクセス権限がある前提で)許可された人が、情報にアクセスできる(システムが使える)こと。
完全性とは、情報が完全で正確で改ざんされていないこと
完全性とは、情報が完全で正確で改ざんされていないことです。
完全無欠な状態
「完全で正確で改ざんされていないこと」と書きましたが、ざっくりとこんなイメージを持ってください。
(例)楽●市場で、1万円分のお買い物をした場合の、完全性がある状態(送料無料)
- 1万円の代金を支払うこと
- 送料をなぜか支払う事態にならないこと
- 楽●ポイントがしっかりともらえること
この例で考えればわかってくれると思いますが、1万円なのに間違って10万円の請求がきたり、送料無料のはずが発生していたり、楽●ポイントがもらえなかったり。
どれか一つでも欠けていたらNGです。当たり前と言えば当たり前だけど、完全無欠な状態が求められるのが完全性です。
改ざんされても無論、NG
やりたいことに対して、その通りの結果にならなければ、「完全性が脅かされてる」的なお話しに。システム、Webページ、情報が改ざんされても無論、NGです。
たとえば、楽●市場が乗っ取られていて、1万円のお買い物で2万円の請求がきたり(1万円の買い物をすると同時に1万円、攻撃者が手にしているとか)。
本来の動き+乗っ取りが、一番バレにくかったりする!
それも少額でチマチマやられたりすると・・・
システムには弱点・脆弱性は必ずあるので、信頼しすぎるのではなく。お買い物の履歴を、目視確認することも予防策として大切。楽●くらいの大きなECサイトであれば、運営側も目を光らせて不正がないかを監視していますね。
完全性と機密性と信頼性と可用性のまとめ
完全性を覚えたら、ついでに機密性と信頼性と可用性についても覚えちゃいましょう。
【完全性】情報が完全で正確で改ざんされていないこと(疑いの目)
【信頼性】処理の結果が確実で一貫性があること(アクセス権限に一貫性があること、正しいこと)
【機密性】「誰が」その情報にアクセスできるのかが重要
【可用性】(アクセス権限がある前提で)許可された人が、情報にアクセスできる(システムが使える)こと。
完全性は、疑いのニュアンスが強いです。信頼性と紛らわしいですが、信頼性は正しいことを強調しています。
完全性の基本情報技術者試験の出題例
基本情報技術者試験での信頼性の出題例もまとめておきます。
セキュリティと情報の改ざん、人による目視確認も大切あたりがキーワードです。
まとめ
完全性ときたら、完全無欠。「情報が完全で正確で改ざんされていないこと」です。
データや情報がイメージ通りの結果になって、変な数字になっていないこと。
「期待している結果から少しでも欠けているもの、改ざんされているものがあったらダメ!」くらいに思ってくださいまし(-_-;)。
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