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WBSとは?作業を分解してシステム開発のスケジュール管理する方法

どうも!ひよこSE(@PiyoOct)です。

WBSってなんだ?

システム開発におけるWBSとは、テレビ東京のワールドビジネスサテライトの略(´▽`*)・・・ではなくて、やること全部をまとめた表のようなものです。

手順はいたってシンプル。

WBSは

  • 作業をざっくり書いて
  • 細かく分解して
  • それぞれのスケジュールや工数を管理して

作成されます。

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WBSとは?

WBSとは、やること全部をまとめた表のようなものです。

「Work Break Structure」の頭文字をそれぞれ取っています。

  • W(Work):仕事とか、やること
  • B(Break):分解したり
  • S(Structure):構造化する(表とかにまとめて管理)

なんとなく、

  • 作業をざっくり書いて
  • 細かく分解して
  • それぞれのスケジュールや工数を管理して

に近いような遠いような。

そんな感じだと思ってくださいまし。

例えば、「ひよこの生態についてのレポートを書く(1週間実際に飼育すること)」という課題があったとして、それをWBSにしてみますね!

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その1:まずは作業を全部洗いだす(WBSの”W”)

まずは、「ひよこの生態についてのレポートを書く」ために、作業を洗い出してみます。

  • 調べる
  • 育てる
  • まとめる

レポートを書くなら、調べて実際に体験して、まとめるのが大きな流れです。

余談ですが、ひよこ~ニワトリの寿命は意外と長く、10年が平均らしいです。

その2:次に作業を分解する(WBSの”B”)

これじゃあ、ざっくりとしすぎてて、レポート書けないよ!

その通りです!ここからさらに作業を突き詰めていくイメージ!

その1でざっくりと書いた「調べる・育てる・まとめる」を、さらに細かく分類します。

  • 調べる:「ひよこの生態・育て方」(架空の本です)を図書館で借りる
  • 調べる:「ひよこの生態・育て方」を家でじっくりと読む
  • 育てる:ペットショップで、ひよこを買う
  • 育てる:ひよこに、エサをあげて育てる
  • まとめる:Wordに本の内容と、実際の飼育日誌を書く
  • まとめる:本と実際を比較して、結論を出す

実際には、WBSは、図とか表になります。

プロジェクトのWBS

こんな感じで、大きな枠組みと小さな枠組み(間を取って中くらいの枠組みが出てくることもある)をそれぞれ整理して、構造化・見やすくします。

もう少し細かくできるのでは?

その通りかもしれないけど、細かくしすぎも良くない!

たしかに、いくらでも作業は細かく分割することはできます。

・・・でも、書いたタスクはこの後、スケジュールとどれくらい進んだかを管理しないといけません。

なので、あまり細かくしすぎても、大変になるだけです。

それに、細かくすること、そのものが目的(もっと言えば自己満足)なんてことはダメです。

WBSを作りこむなら、早く作業を始めましょ!監督!

という話になります。

※似たような言葉に、「ToDoリスト」がありますが、ToDoリストは単にやるべきことが書かれているだけです。

その3:スケジュールや工数を管理する(WBSの”S”)

何やればいいか分かったけど、どれくらい時間がかかるの?

細かく分けたタスクごとに、時間を見積もります!

  • 調べる:図書館で本を借りる⇒0.5日
  • 調べる:本を読む⇒1.5日
  • 育てる:ペットショップで、ひよこを買う⇒0.5日
  • 育てる:ひよこに、エサをあげて育てる⇒1週間
  • まとめる:Wordに本の内容と、実際の飼育日誌を書く⇒1.5日
  • まとめる:本と実際を比較して、結論を出す⇒0.5日

これらを合計すると

0.5 + 1.5 + 0.5 + 7 + 1.5 + 0.5 = 11.5日

最低でも、「ひよこの生態についてのレポートを書く(1週間実際に飼育すること)」という課題を片付けるのに、1週間半はかかる計算になります。

システム開発でも、いきなり

〇▲プログラムを作って!

と言われても、

どうすればいいんだぁぁぁぁ!

となるので、全く同じように作業を洗い出して、工数(かかる時間)を見積もります(「WBS法」なんて言ったりする)。

まとめ:WBSはシステム開発でよく出るタスクの管理方法

WBSはシステム開発でわりとよく出る、タスクの管理方法の一つで、やること全部をまとめた表のようなものです。

  • 作業をざっくり書いて
  • 細かく分解して
  • それぞれのスケジュールや工数を管理して

みたいにして使われます。

自分の頭の中でWBSを勝手に作って管理しておくと、

あれってどうなってる?いつまでにできる?

みたいに聞かれても、さらっと

50%が終わっています。残るのは、AとBの作業で、明日完了予定です!

みたいに答えられるので便利ですね。活用しましょう!

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