無料のプログラミングスクールは、怪しいのか?といえば、ビジネス的には怪しくはないです。
ただ、勉強するために、実際に通うことはおすすめできません。
これから詳しく説明しますが、無料のプログラミングスクールは「転職保証を前提とするビジネスモデル」です。
そして、無料のスクールから、生徒が実際に転職しないとお金にならないので、結果的に紹介される転職先はブラックになりがち。なので、通うことはおすすめしないです。
システムエンジニアのひよこSE(@PiyoOct)からすれば
- できれば独学で、プログラミングは学びきる
- どうしても無理っぽかったら有料のスクール
- 大学生であれば、インターンを探しまくる
という前提で、勉強するべきだと思っています。
無料のプログラミングスクールは怪しくないけど、おすすめしない
無料のプログラミングスクールビジネス的には怪しくないのですが、転職保証を前提としています。
実際に通うことは、おすすめしないです。
無料のスクールのビジネスモデル
そもそもの話になりますが、無料のプログラミングスクールは、生徒が転職する企業から紹介料をもらっています。
「怪しいか?怪しくないか?」といえば、そんなことはなく。
ひとことで言えば、転職エージェント的なことをやっています。

紹介料をもらうこと自体は、悪いとは思いません。そこは誤解しないでくださいね。

授業料を無料にできるカラクリは、この紹介料があるから。
言ってしまえば、本当のお客様は生徒ではなく、「転職先の企業」です。
転職先がどこなのかが肝心
お客様である「転職先の企業」から、内定が出るように無料のプログラミングスクールは全力を出します。

転職できるようにしてくれるならいいじゃん!
と思った人もいるかもしれませんが、肝心なのは転職先です。
具体的なスクール名を挙げると、マズそうなのですが。
スクールZの評判(転職先の評判)をみると、けっこう黒い(実態が自社の研修)ですね。
あとはフリーランスのエージェントで有名なギークスジョブが運営している無料スクールもあるけど。
評判を探しても、今の地点ではあまりいいのが出てこないのも気がかりです(*´ω`)。
転職保証が前提である以上、ブラックになりがちだからおすすめしない
無料のプログラミングスクールの本来のあるべき姿は・・・。
■あるべき姿
いい転職先を紹介する
⇒スクールの評判が良くなる
⇒生徒数が増える
となるのが理想論。
現実は、あまりいい紹介先とは、いえないことが多いです。
■実態
とにかく転職させようとする
⇒結果的に、入社難易度が低いところが紹介先になる
⇒評判が悪くなれば、形を変えて似たようなビジネスを続ける(将来的にそうなるかも)
ビジネスモデル的に転職してもらわないとお金にならないということは・・・
無料のプログラミングスクールのビジネスモデルは、「転職してもらわないとスクールは1円も儲からない」という形をとっています。
紹介される企業がホワイトとは限らないし、むしろブラックなところが多いかと。

先ほどチラッと言った、スクールZの評判(転職先の評判)を見ると、事実上の自社の研修だったりもします・・・。
有料のスクールならおすすめできるとも言えない

それじゃあ、有料のスクールにすればいいんだね!
という話になるか?といえば、そんな簡単な話でもないのです(行くならテックアカデミーかテックキャンプでよいかと)。
ある程度は自分でやりきる根性がいる
「若手は必見!SEに必要なスキルは3つ。3年目SEが経験をもとに解説」でも書いてますが、エンジニアに必要なスキルの質問力を身に付けるには、ある程度は自分でやりきる根性も必要なわけで・・・。
「ソースを1本書いてみて、教えてもらわないと無理っぽいと思ったら有料スクールを検討する」みたいにしても遅くないです。

独学でスイスイ行けちゃう人もいるので、それで行けるなら一番です!
ひよこSEはJavaプログラマーなので、Javaの話をすると本なら「スッキリわかるJava入門」が入門書として最適。
動画形式の講座のほうがいいなら、Udemyのオンライン講座が良きかと思います。
大学生なら、インターンを探せ。就職課に聞け
大学生であれば、「【文系大学生】コスパ良しのプログラミングスクールは?言語選びと就職の疑問を解説」でチラッと書いているけど、そもそもスクール自体いらないかも。
「インターンを探せ。就職課に聞け。それでもダメなら、スクールを探せ」です。
エンジニアになるためには勉強して、熱意をアピールする
そして、もう一つだけ、おせっかいを言うと(笑)。
もし未経験でプログラマーとして転職するなら、プログラミングスキル自体、求められるスキルの1つにしかすぎません。
プログラミングは通過点
- 無料のプログラミングスクールか?
- 有料のプログラミングスクールか?
- 本や動画で独学で勉強を進めるか?
といった「どうやって勉強するか?」については、プログラマーとして。
さらにその先を言えば、基礎を身に付けること自体が、将来的にシステムエンジニア(SE)として、基本設計・詳細設計をこなしていくための通過点にしか過ぎないです。
基礎から先は自分で学ぶ姿勢が大切
「プログラミングスクールは結局どこがいい?失敗しない選び方について解説」でも同じようなことを言っていますが、スクールや独学で学べるのは、基礎のさわりの部分までであって。

スクール卒業後も、エンジニアの勉強会に出向くなり。
スクールの課題でやった内容を自分なりにアレンジするなり。
何かしら、熱意をアピールできる材料がないと未経験でエンジニアに転職するのは難しいかと。
最後に:無料のプログラミングスクールは怪しくないがおすすめしない
無料のプログラミングスクールについて結論を整理すると、
- 転職保証を前提とするビジネスモデル
- 生徒が実際に転職しないとお金にならない
- 結果的に、転職先はブラックが紹介されがち
という理由から、ビジネスそのものは怪しくないですが、通うことはおすすめしません。
時間がないならともかく、「有料のスクールならいいの?」と言われれば微妙。
スッキリわかるJava入門やUdemyのオンライン講座
を使って、「ソースを1本書いて独学でできそうか?」を判断しても遅くないかと。
そして、基礎を学んだ後も、学び続けて熱意をアピールできるように。
「ちゃんとやってくれそうだな」と感じてもらえる、熱意(ポテンシャル)が一番大切なポイントだったりします。
エンジニアになる第一歩としては、まずは自分でやってみてくださいね!
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