転職保証付きのプログラミングスクールは多いですが、「30代」に限定すると、選択できるスクールは少ないです。
テックアカデミー | 侍エンジニア塾 | テックキャンプ | |
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料金 | 547,800円 | 【16週間】473,000円 【24週間】649,000円 | 【通学】657,800円 【オンライン(夜間)】877,800円 ※14日以内の返金保証付き |
割引 | 1か月前の申込 で5%OFF (27,390円引き) | なし (88,000円分のレッスンを 追加で受けられるおまけ付き) | ①通学プランを選択で10万円引き ②夜間は1月31日まで5万円引き |
受講期間 | 4か月(16週間) | 4か月(16週間) or 6か月(24週間) | 【通学】70日 【オンライン(夜間)】182日 |
転職保証 (受講条件) | ①20歳以上32歳以下 ②東京で勤務できること ③メモリが8GB以上の PCを持っていること | ①20歳以上31歳以下 ②学生でないこと ③首都圏で勤務できること (東京、埼玉、千葉、神奈川) | ①18歳以上40歳未満 ②メモリが8GB以上の PCを持っていること |
学習内容 | Java・Python | 【16週間】AWSのみ (≒インフラエンジニア) 【24週間】AWS・Ruby | Ruby |
教育訓練 給付金制度 (詳細) | 受講中に50% 1年以内に採用で20% 支給される | なし | 受講中に50% 1年以内に採用で20% 支給される |
公式 | テックアカデミー | 侍エンジニア塾 | テックキャンプ |
転職「支援」と記載されているスクールは除外しています。その結果が、上記3社のみでした。
転職「支援」と「保証」は、似ているようで別物。返金保証があるかないかの違いがあります。
また、テックアカデミーの場合は「32歳」、侍エンジニア塾の場合は「31歳」が年齢制限です。
※39歳でも転職保証がつくのは、テックキャンプだけ。
その他、細かい条件があるのが普通(例えば、「選考は最低、10社以上受けること」、「離職期間が長すぎないこと」とか「短期の転職をくりかえしていないこと」)。
「転職保証の条件に当てはまるかどうか?」は、無料カウンセリングのときに聞くなりして注意してくださいね。
30代で転職支援が付くプログラミングスクールは全部で3つ
30代で転職支援付きのプログラミングスクールは全部で3つです。
1.テックアカデミー【Javaエンジニア】
1つ目は、テックアカデミー。
テックアカデミーの転職保証コースでは、JavaとPythonを学習します。
Javaは、システム開発で一番使われる言語と言われており、大規模なシステム開発(いわゆるウォーターフォールモデル)もJavaによる開発が多いです。
お堅い企業ほど、実績のある言語を選びます。
地盤がしっかりしている企業で働くのであれば、Javaを選ぶのは理にかなっています。
2.侍エンジニア塾【AWS(インフラ)エンジニア】
2つ目は、侍エンジニア塾。
侍エンジニア塾では、AWSについて学習します。
AWSは、プログラミング言語ではなく、システム開発する環境づくりをする、インフラ寄りの話です(プログラミングしたい人は要注意!)。
最近のシステム開発は、PaaS(システム開発する土台や動かす場所をネット上で借りること)が進んでいるので、トレンドに乗っていると言えます!
3.テックキャンプ【Rubyエンジニア】
3つ目は、テックキャンプ。
テックキャンプは、RubyというWeb系の言語を学習。ひよこSEの偏見かもしれませんが、短納期で小規模な開発(アジャイル開発)に使われる言語のイメージです。
Rubyは、Javaとくらべると手軽に学ぶことができます。
夜間プラン(仕事しながらのプラン)だと、182日かかってしまうので、相当な長期戦になります。
通学プランの場合は、70日の詰め込み教育で、その後転職活動をします。
プログラミングスクールの教育訓練給付金制度について
プログラミングスクールには厚生労働省のお墨付きの「教育訓練給付制度」という制度があります。
受講料の70%がカリキュラム修了後に給付される制度
「教育訓練給付制度」について、ざっくりと言えば、
- カリキュラムの受講中に受講料の50%
- カリキュラム修了後に1年以内に、雇用保険加入で受講料の20%
の合計70%が支給される制度です。
実際の申請は、プログラミングスクールではなく、ハローワークで行います。
侍エンジニア塾のみ制度が使えるスクールでない
2023年1月現在では、侍エンジニア塾のみ、教育訓練給付制度の対象外のスクールなので、注意してください。
※今後、変わる可能性もゼロではないので、「講座を探したい(mhlw.go.jp)」をご覧くださいね。
制度が使える条件
※正確な情報は、「教育訓練給付制度のご案内」のPDFをご覧ください。
30代の場合は転職保証が付かないスクールが多い点に注意
29歳までであれば、転職保証がつくスクールでも、30代の場合は(あるいは、ある年齢を境に)、転職保証が付かないスクールに申し込まないように注意してください。
■転職保証の年齢制限
- 【DMM WEBCAMP】29歳まで(30代はNG)
- 【ポテパンキャンプ】29歳まで(30代はNG)
- 【侍エンジニア塾】31歳まで(32歳からNG)
- 【テックアカデミー】32歳まで(33歳からNG)
また、サポートが「転職保証」ではなく、「転職支援」(履歴書とかの添削はやるけど、内定でなくても知らん)までであるスクールは、わりと多いので、同じく注意してください。
30代でプログラミングスクール経由で転職した後について
無事に、30代でプログラミングスクールに入学。
・・・で、終わりではありません。エンジニアとしてのキャリアの始まりです。
少し耳が痛いかもしれませんが、転職保証つきのスクールに通った後に、内定。
実際に、エンジニアとして働きはじめた後の話を少しします。
プログラマーやエンジニアが「楽な世界」だと思っているなら誤解
そもそもですが、プログラマーやエンジニアが「楽な世界」だと思っているなら誤解です。
Twitterや知恵袋あたりで探せば、耳が痛くなるほど、この手のお話が書かれていますが、筆者のひよこSE(@PiyoOct)も「楽な世界か?」と言われれば、「それは違う」と思っています。
「エンジニアは甘くない世界なのか?5年以上業界で働いてみたので考えてみた」というひよこSEが書いたnoteの記事がありますが、新卒の同期の半分はやめていく世界です。
【関連記事】システムエンジニア(SE)の転職は当たり前?同期の半分は辞めていく世界
ちなみに、エンジニアとしていい感じのお給料、キャリアを積みたいのであれば、
「だけをやる」エンジニアにはならないほうがいいです(*´ω`)。
※上のnoteでも書いていますが、「言われたことしかやらないから、困ってる。プログラミングは任せられない」と裏で言われている人(それも、そこそこいい年齢)を何人も、ひよこSEは見てきています・・・。
エンジニアを続けていけそうな人
エンジニアを続けていけそうな人は、こんな感じ。
エンジニアにならないほうが良さげな人
エンジニアにならないほうが良さげな人は、こんな感じ。
30代エンジニアは、要件定義や設計・工数見積りが求められる
さらに言うと、30代、遅くとも40代には、プログラミングだけでなく、要件定義や設計・工数見積りが求められます。
【関連記事】30代からプログラミングを学ぶのはもう遅い?やるなら知っておきたい3つの事実
ある程度プログラミングができる前提
「お客様から頂いた要望、実現するのにどれくらいかかる?」とお偉いさんに聞かれたら。
今までの設計(どんなプログラムにするかを決める作業)やプログラミングの経験から・・・
「要件定義、基本設計で0.5か月、詳細設計0.5か月。設計作業をある程度、簡素化するとしても1か月です。
プログラミング・テストでリリース準備も入れて1か月で、合計2か月です。
改修規模は、ステップ数ベースで、1KStepです」
みたいに答えることが求められます。
ひよこSEも簡単なものであれば、30代の上司は、規模が大きい開発でも当たり前にやります。
※見積もりを間違えると、開発プロジェクトの炎上の始まりで、メンバーに睨(にら)まれる。
それでも一から始めるなら全力で
30代で一からプログラミングを学び始めるとしたら。
「おれは、前職の経験があって・・・」なんていうのは、もってのほかですよ(ひよこSEみたいに20代のメンバーもたくさんいる)。
「追いつくためになんでもやったるぞ」くらいの気持ちで、お仕事してもらいたいというのが、ひよこSEの願いです。
まとめ
「30代」に限定したときの転職保証付きのプログラミングスクールは、下記の3つです。
テックアカデミー | 侍エンジニア塾 | テックキャンプ | |
---|---|---|---|
料金 | 547,800円 | 【16週間】473,000円 【24週間】649,000円 | 【通学】657,800円 【オンライン(夜間)】877,800円 ※14日以内の返金保証付き |
割引 | 1か月前の申込 で5%OFF (27,390円引き) | なし (88,000円分のレッスンを 追加で受けられるおまけ付き) | ①通学プランを選択で10万円引き ②夜間は1月31日まで5万円引き |
受講期間 | 4か月(16週間) | 4か月(16週間) or 6か月(24週間) | 【通学】70日 【オンライン(夜間)】182日 |
転職保証 (受講条件) | ①20歳以上32歳以下 ②東京で勤務できること ③メモリが8GB以上の PCを持っていること | ①20歳以上31歳以下 ②学生でないこと ③首都圏で勤務できること (東京、埼玉、千葉、神奈川) | ①18歳以上40歳未満 ②メモリが8GB以上の PCを持っていること |
学習内容 | Java・Python | 【16週間】AWSのみ (≒インフラエンジニア) 【24週間】AWS・Ruby | Ruby |
教育訓練 給付金制度 (詳細) | 受講中に50% 1年以内に採用で20% 支給される | なし | 受講中に50% 1年以内に採用で20% 支給される |
公式 | テックアカデミー | 侍エンジニア塾 | テックキャンプ |
料金的には侍エンジニア塾ですが、給付制度があるので、転職を必ず成功させるという前提で、テックアカデミーが一番安いです。
記事の後半では、エンジニアとしてのキャリアの話になりましたが、スクールを卒業してからが勝負。
せっかく高いお金を出してエンジニアを目指すのに、「思ってたのと全然違う!」となってほしくないというひよこSEの想いがあります。
「問題ない。エンジニアになる!」と決心できた人は、全力で、3~6か月、勉強してくださいね。
将来、もしかしたら開発プロジェクトの現場で、お会いするかもしれません。
そのときは、よろしくお願いいたします!
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