「手に職をつけよう」と思って、プログラミングスクールを探してみたものの
結局どこがいいのか、わからん!
と悩んでいる、IT業界への転職を考えている社会人向けに書きます。
副業でプログラミングなら、フロントエンドの1点突破!この記事では転職を前提に書きます。
「スクール選びに失敗したくない」と考えていると思いますが、優先順位が高いのは「需要のある言語が学べるスクールはどこか?」ということ。
そして、需要のあるプログラミング言語といえば、JavaとPython(Rubyも・・・かも)。
「JavaとPythonのどちらかを学べるスクールを選ぶ」のが選び方のポイントです。
何よりも質問しやすいというメリットがある点で、まずはテックアカデミーから検討するのが吉です。
※ここではバックエンドのプログラミングスクールの話をしますが、Webデザイナーになりたい人は「大学生がWebデザインを学べるスクール4選を安い順に比較」を読んでくださいまし。
プログラミングスクールの選び方のポイントは、需要のある言語
プログラミングスクールの選び方のポイントを一言で言えば、「需要のある言語が学べるスクール」です。
なんで?
需要があるということは、それだけ求人(案件)も多いからです!
シンプルな話ですが、下の2つの場合。
- 案件が1,000件あるプログラミング言語A
- 案件が5,000件あるプログラミング言語B
のどちらを学ぶ方がいいか?といえば、案件が5,000件あるプログラミング言語Bを学ぶ方が有利です。
※一定以上のスキルと経験は、案件数に関係なく求められますが、その上で話をするのなら、やはり案件が多い方が有利です。
プログラミング言語の現状からJavaとPythonを選んでおけば失敗しない
ITのフリーランスサイト大手のレバテックフリーランスの案件を見てみると、下記の通りとなります。
- Java:6,000件(最もメジャーな言語)
- C#:1,700件(昔からある言語だけど、減少傾向かつ保守案件も多い)
- Python:1,600件(トレンドで2020年より基本情報技術者試験の科目に)
- Ruby:1,600件(もっと最近のトレンドで、これからどうなるかは不明)
という、プログラミング言語の現状から言えばJavaとPythonを学ぶべきです。
JavaScriptは単独というよりは、別の言語とセットで学ぶ
JavaScriptが4,000件以上あるけど、それはどうなの?
JavaScriptは少し特殊で、単独で勉強するというよりは、Java・Python・Rubyといった、メインの言語とセットで学ぶイメージです。
かなりざっくりと書くと
- JavaとJavaScript
のように、「メイン言語(Java・Python・Ruby)+ HTML/JavaScript(サブ)」となるパターンが多いです。
つまりは、HTML/JavaScriptだけで開発するのは、よっぽど小規模でない限りはレア。ひよこSEも、JavaScriptを書く機会があれば都度、勉強している感じです!
ちなみに、PHPも4,000件ですが、Webサイト(特にWordPress)を作るのに特化した言語でちょいと特殊なので、この記事では除外します。
JavaとPythonならどちらがよい?
それじゃあ、JavaとPythonはどっちを学ぶべきなの?
結論から言えば、
- 20代前半でWebエンジニアとして活躍するならPython
- 20代後半で未経験の社会人の方が転職するならJava
です。
【おまけ】Rubyは今後伸びるかものイメージ
個人的な印象でしかないのですが、最近はRubyを推すスクールが増えてきた印象。
ひよこSEの知人のエンジニアは、Rubyの案件に参画していた時期があったみたいで。
「チェリー本」と呼ばれるRubyの入門書を持ち歩いているのを見たことがあります。
ベンチャー寄りの企業に就職するのが目的ならRubyを学ぶのも選択肢の一つで、大手のスクールだとDMM WEBCAMPが有名です。
20代前半ならPythonが学べるスクールを選ぶ
ひよこSEが今の会社に入社する前は、「Java学んどけばいいよ」的な空気感があったのですが。
ここ数年で、Pythonの案件が徐々に増えている印象。
例えばYouTube APIと呼ばれるもので、YouTubeデータをPythonで取得する方法が紹介されてますね~。大量データの集計や加工が得意な言語で、これから主流になりそう!
20代前半であれば、Pythonを学ぶのがスタートを切りやすいです。
※余談ですが、20代後半になったひよこSEもJavaだけでなくPythonを勉強したほうがいいかもと最近思ってたりします(*´ω`)。
※それともう一つ余談。Pythonでスクレイピング(Webサイトのデータを引っこ抜くこと)が流行ってますが、トラブルにならないようにくれぐれも注意してください。
20代後半の社会人の方ならJavaが学べるスクールを選ぶ
20代後半だとPythonはダメなのか!
という声が聞こえてきそうですが。
新卒~3年目くらいの人と混じって、Pythonで開発をゴリゴリと進めていくのをイメージしてください。
そもそもですが、システム開発は一人で黙々と開発するというよりは、チーム戦。
開発メンバープログラムの設計作業(外部設計(基本設計)・内部設計(詳細設計))をしながら。
ざっくりと言えば「どんなプログラムにするのか?」を話し合いながら進めていきます。
「お互いに協力しながら開発する」ことを考えると、Javaのほうがまだまだ需要も多いし。
ひよこSE(記事書いたときは26歳)とも年代も近いし、やりやすいのかなと思ったりします(汗)。
30代でスクールに通おうとしてるとしたら不可能ではないけど・・・
もし、この記事を読んでいるのが30代の方で、未経験でエンジニアになろうとしているなら。
厳しい言い方になって申し訳ないのですが、不可能ではないけどよく考えたほうがいいです。
「30代からプログラミングを学ぶのはもう遅い?やるなら知っておきたい3つの事実」でも書いていますが、プログラマー・SEというのは「専門職」の世界であって。
仕事のイメージがしづらい部分もあるかもですが、「初心者のうちは下積み・修業期間が数年単位であって、それでようやく仕事にできるかもしれないね」という世界です。
もしやるなら、「本業の片手間に」ではなく、全力で・本気でやらないと時間のムダです。
プログラミングスクールは結局どこがいいのか?
プログラミングスクールは結局どこがいいの?
一つだけ選べと言われたら、JavaとPythonが選べるのと、質問しやすい環境が整っているという点で、テックアカデミーです。
Javaの場合
Javaのスクールについて、「Javaが学べるプログラミングスクール4選を社会人向けに紹介」でも書いていますが、テックアカデミーです。
Javaを学べるスクールは、ひよこSEが探した限りは下記の4つです。
テックアカデミー | CodeCamp | 侍エンジニア塾 | ウズウズカレッジ | |
---|---|---|---|---|
入会金 | 0円 | 33,000円 | 98,000円 | 0円 |
料金 | 4週間 174,900円 8週間 229,900円 12週間 284,900円 | 2か月 165,000円 4か月 275,000円 | 4週間 58,000円 8週間 190,000円 | 198,000円 |
受講期間 | 1か月~4か月 | 2か月,4か月 | 1か月, 2か月 | 3か月 |
受講方法 | オンライン | オンライン | オンライン | オンライン |
無料体験の有無 | ○ | × | × | × |
強み | 疑問点をチャットで すぐに解決できる | 最安値。 7時~23時まで 受講可能 | 教材は オーダーメイド (講師と一緒に選ぶ) | Java特化のスクール。 UZUZ就活チャンネル を運営 |
- テックアカデミーは、知名度もあるし、不明点をいつでも聞ける
- CodeCampは、自主学習の側面の側面が強い分、値段が安いのが強み
- 侍エンジニア塾は、何するかが説明のページを見てもよくわからない
- ウズウズカレッジは、これからのスクールでとりあえず話を聞きに行く感じ
テックアカデミーなら一通りの基礎は学べるし、チャット(Slack)でいつでも質問できるので「エンジニア目線のスクール」の印象です。
Javaのスクールでは
- Html(JavaならJSP)/CSS/JavaScript
- Javaの記述
の2つを学び、テックアカデミーの無料体験ではHtmlとCSSのさわりを学びます。
【関連記事】テックアカデミーの無料体験の内容は?Htmlを学ぶ流れを解説【現役SEが受講】
知名度的にも、しつこい勧誘もないし、料金は一切かからないので損することはないです。
雰囲気が合いそうなら、そのままJavaの基礎を身に付けてしまいましょう!
Pythonの場合
Pythonでデータの解析をするカリキュラムが学べるスクールは、下記の3つです。
俺は、Pythonでビッグデータ(大量のデータ)を処理できるエンジニアになる!
とすでに決めているのなら、24時間以内に質問の返信がくるチャット機能もあるので。
Pythonに特化したAidemyでみっちり鍛えてもらうのが良さげですが。
「なんかAIとか聞くし、Pythonかな~」くらいの感覚であれば、Aidemyは料金も高いというのもあって(汗)。
CodeCampのほうが値段が安くても、わからないところを気軽に聞きづらいという点で、テックアカデミーのほうがよいかと。
【おまけ】WebデザインのスクールもテックアカデミーかCodeCamp
おまけの話になりますが、Webデザインのスクールも、テックアカデミーかCodeCampで問題なしです。
「大学生がWebデザインを学べるスクール4選を安い順に比較」でも書いてますが
- Html/CSS/JavaScript
- illustrator等の画像編集ツール
の使い方を学ぶことになるかと。
無料のプログラミングスクールを選ぶのはダメなの?
ところで、無料のプログラミングスクールじゃダメなの?
結論から言えばダメです。
具体的な無料スクールの名前を出すとアレですが・・・。
プログラミングスクールのビジネスモデルは、「どこでもいいから転職させる」のが前提。
「無料のプログラミングスクールは怪しいの?おすすめしない3つの理由」でも書いていますが・・・。
- 生徒が転職を決めることで、スクール側にお金が入るしくみ
- ビジネスモデル的に、転職エージェント的なことやっている
- とにかく転職させようとするから、入社難易度が低いところが紹介先になりがち
- 結果的にブラックなところが多い可能性大
- ひどいところだと就職先が決まっていて、実態が入社前研修(例えばこれ)
というのが、実態なのでおすすめできないです。
プログラミングスクール選びよりも卒業した後が肝心
少し先の話をします。
プログラミングスクールの選び方とか、どこにするかを悩むよりも卒業した後の方が肝心。
プログラミングスクールはカリキュラムを消化して終わりではないです。
特に転職する場合には即戦力に近いものが求められるので、そこを忘れちゃダメです(-_-;)。
スクールの卒業後は、新人研修が終わった状態
スクールで面倒を見てくれるのは、手っ取り早く基礎を身に付けるところまで。
「スクール卒業後」≒「新人研修を終えた状態」
なので、実用できるレベルにまで鍛え上げる必要があります。
卒業後も勉強し続ける
「プログラミングスクールの卒業後に副業案件を獲得する3つの戦略」でも書いていますが、卒業後も勉強し続けて(副業も転職も同じ)
- 勉強会に参加して、スキルをさらに磨いたり人脈を作る
- スクールのポートフォリオ(作品)でダメな点を振り返り改善する
- ココナラやクラウドワークスの案件を見て求められるレベルを知る
くらいの心構えは必要です。
地道に積み重ねつつ。
「まだまだ未熟者ですが、●●という点があって、貴社に貢献できます。作品を自作したり、勉強会に参加するなどして、スクール卒業後もプログラミングを学び続けています」
のように転職の面接の場で言えたら、
ポテンシャルあるんじゃね?若いし、うまくやってくれそうだな
みたいに、興味を持つ企業も出てくるといったところです。
【関連記事】プログラミングスクールの転職先はSESばかり?残念ながら「はい」です
まとめ:JavaとPythonを学べるスクールを選んでおけば失敗しない
プログラミングスクールって結局どこがいいの?というのをまとめると、「需要のある言語を学べるスクール」を選ぶべしという話をしました。
Java・Python(これからはRubyも入るかも)の2つが、案件が多く、需要ありの言語。
JavaかPythonを選んでおけば、スクール選びに失敗はしないかと。
そして、知名度という点からも、まずはテックアカデミーの無料体験を受けてみるべし。しつこい勧誘もありません。
そして、何よりもスクールで基礎を学んだ後こそが肝心。
なんとか踏ん張った先に、転職できる可能性が出てきます。
- 勉強会に参加して、スキルをさらに磨いたり人脈を作る
- スクールのポートフォリオ(作品)でダメな点を振り返り改善する
- ココナラやクラウドワークスの案件を見て求められるレベルを知る
くらいの心構えで勉強し続けるようにしてください。
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