どうも!ひよこSE(@PiyoOct)です。
SEってよくわかんない。何するの?仕事内容は?
システムエンジニア(SE)志望の就活生。とくに文系の大学生なら、ハテナだらけですよね。
「SE」と一口に言っても、めっちゃ幅広いので、下記のように4つに分類します。
- 【開発系】プログラムの設計や開発を行う(プログラミング必須)
- 【インフラ系】エンジニアが開発や運用を行うための環境をつくる
- 【セールス】顧客とどんなプログラムにするか金額も含めて決める(プログラミング必須)。開発系よりも営業に近く、わりとお偉いさんのお仕事
- 【社内SE】システムの発注サイド
そもそもですが、SEの業務は、「システムの発注側」と「受注側(プログラミングする側)」で、180度内容が変わります。
- 「社内SE」は、「発注側」
- 「開発系・インフラ・セールスのSE」は、「開発側」
特にこだわりがないのであれば、「開発の経験を積んだ後にセールス系のSEになって、お金を動かす仕事に携わる」のが、一番多いですし重宝されます。
イメージがわかないなぁ、イマイチ。
まだ、文系の人であれば「んん?」となってると思うので(ひよこSEがそうでした)、もうちょい踏み込んで解説します。
※軽~くこの記事を読んだ後に、OfferBoxなり大学経由なり、リクナビなりでインターンに行って「そういうことか!」となるのが一番確実。そのときに、また読み返してもらえるとなぁと思います!
SEの仕事内容をわかりやすく分けると4つに分類できる
SEの仕事内容について、図にすると下記の通りとなります。
この図のうち、どの部分を担当するかで仕事内容が決まります!
「社内SE」は、「非IT企業にいるSE」で「発注者側」
上の図を見ていただくと、一番左に「社内SE」というのがいます。
「社内SE」はトヨタやみずほ銀行みたいな、「非IT企業にいるSE」で「発注者側」。
プログラムを書く機会はほぼありません。
【非IT企業の例】トヨタ・メガバンクなどの情報通信業(IT)がメインでない会社
「セールスSE」・「インフラSE」・「開発SE」は「受注側」でシステム開発
もう一度、上の図を見てください。
「社内SE」の右に「セールスSE」・「インフラSE」・「開発SE」とあります。
この3つに分類されるSEは「受注側」、つまりは「実際にシステムを開発」を行います。
実際に開発する、開発SEの人数が一番多い!
【IT企業の例】富士通・NEC・IBMみたいな、システム屋さん
実際のシステム開発の流れ
システム開発の流れをざっくりと書くとこんな感じ。
- セールスSEが、開発の要件・見積りを行う
- 社内SEがOKしたら、セールスSEにシステムを発注する
- セールスSEが受注。インフラSE・開発SEに依頼内容の展開
- インフラSEがネットワークなど開発の環境を準備する
- システムの開発を行う開発SEが実際に開発を行う
見積り⇒発注⇒受注⇒開発準備⇒実際に開発
の流れです!
開発SEの仕事内容は要件に沿ったシステムの開発
「システムエンジニア(SE)」で、最もイメージされやすいのが開発SE。
一番人数が多いし、ひよこSEも開発SE!
単に「システムエンジニア」といえば、開発SEのことです!
仕事内容は、社内SEとセールスSEで話し合って決めた要件に沿って、システムの開発をすることです。
セールスSEが、獲得してきた案件に沿って、実際に開発を進めます。
開発SEが担当するシステム開発の工程【設計・プログラミングがメイン】
ゲゲッ!結構広い!
これらはすべて、開発SEの領域です。
「プログラミング」といっても、それまでには様々な工程があるのです(´▽`*)。
細かい単語をすぐに丸暗記する必要はないよ
でも、要件定義と設計がよくわからないなぁ・・・
ひよこSEも、要件定義と設計(基本設計とか詳細設計)やらなんのこっちゃか。
文系出身だったのでサッパリでした(理系は、ほぼ日常茶飯事な言葉だとか・・・)。
細かい単語すべての理解が、面接の結果に直結するわけではないので、安心してくださいね。
もう一回だけざっくりとした話を書くと、要件定義って「そもそも何作るんねん。ドラクエ?FF?」みたいな話。
設計は「エリアどうする?モンスターは?プログラムでどうやって管理する?」みたいなのを、文章(日本語)にして、書いておきます。
「設計書」なるものがあって、その通りにプログラミングすれば、ドラクエは完成するのです(*´ω`)。
将来的には、プログラミングだけでなくセールスSE寄りのことをする
プログラミングのスキルは数年もすれば一通り身に付きます(少なくとも、ググりながら解決はできるようになる)。
将来的には、開発SE⇒セールスSEになっていくイメージなので、「説明力」・「スケジュール管理能力」・「質問力」といった能力も重要。
【関連記事】若手は必見!SEに必要なスキルは3つ。3年目のSEが経験をもとに解説
全体のスケジュールを管理するプロジェクトマネージャー、顧客と折衝をするセールスSE寄りのスキルが求められるのは覚えておいてください。
基本的なキャリアパスは、開発プロジェクトのまとめ役(プロジェクトマネージャー)か、セールスSEがメイン!
プロマネとセールスSEの区別は、ちょいと難しいので省きます!
インフラSEの仕事内容はシステム開発や運用を行う環境の構築
インフラSEの仕事内容は、システム開発や運用を行う環境の構築です。
う~ん、なんとなくイマイチ。
電気・ガス・水道のように、欠かせないものを作るイメージ
「インフラ」とは、「生活基盤」的な意味(“infrastructure”の略)。
日常生活に電気・ガス・水道が不可欠なように。システム開発をする「基盤」が不可欠なのです。
システム開発を行う環境づくりがメイン
そもそも、システム開発を行う(ソースコードを書いてプログラムを完成させる)には、専用の環境が必要になります。
「専用の環境」とは、主に2つ。
- 実際に顧客先でシステムが動作する環境(本番環境)
- 本番環境を再現した自前の環境(開発環境)
「新卒文系でインフラエンジニアになるには?ネットワークの知識が不可欠」という記事でも書いていますが、システム開発を行う「環境づくり」をするのがインフラSEの仕事。
パソコンのスペックや、開発に使うツール関連の知識が必要
例えば、次のようなことを考えます。
システムを動かすためのPCのスペックはどうしたらいいだろう。
導入にいくらかかるのだろう?
開発に使うツールのライセンスを管理するよ。
システム開発をしたり、完成したものを運用する環境づくりがメインの仕事だと思ってくださいね。
インフラSEは、環境づくりがメイン。
プログラミング能力はあまり問われないです!
セールスSEの仕事内容は顧客との折衝がメイン
セールスSEの仕事内容は、顧客との折衝がメインです。
社内SEが、
自社に新たなシステムを導入して業務を効率化したい
といったときに、
このように、システム開発を行います。よろしいでしょうか?
開発規模は、××。約●か月で、金額は、■■円です。
と顧客からの要件をもとに、システム化の可否と見積もりを出して回答するのが、役割です。
開発SEのところで説明した、システム開発の工程をもう一度見てください。
上の「要件定義」の1つ前に、お金(予算・見積もり)を立てるのが、セールスSE(もっと言えば、営業)のお仕事です。
当然ながら、システム開発のノウハウを知っていないと見積もり(いくらでシステムを作るのかを決めること)はできません。
場合によっては自らプログラムして見本を作ることもあるので、通常はインフラ・開発の経験を積んだ後にセールスSEになります。
システム開発のノウハウが問われるから、インフラ・開発SEが兼任することもあり!
「そういう仕事があるんだなぁ~」くらいの感覚で!
社内SEの仕事内容は、社内システムの運用と作業の発注
社内SEは、自社のシステムの運用、PCの準備やライセンスの管理など、システム関連の雑務がメイン。
社内SEは発注サイドなので、プログラミングはしない
プログラミングが必要となる作業はすべて外注です。
自社に新たなシステムを導入して業務を効率化したい
といった場合に、受注側のSEにシステム開発を発注します。
社内のシステム周りの雑用と、システム開発の発注がメイン業務
したがって、メインの業務は、下記の2つだと思ってください。
- 社内のシステム周りの雑務(例えば、パソコンのセットアップ作業とかもやる)
- システム開発の発注
なんだか、楽そう・・・
いやいや、開発SEから見ても、「大変そうだな~」と思うことはあるよ!
詳しくは、「社内SEはホワイトなの?転職を検討中の開発経験ありの人に解説【結論は会社次第】」という記事でまとめているので、読んでみてください。
結局、どうすればSEになれるのか?
なんとなくわかったような・・・。ところで、どうすればSEになれるの?
というのが、たぶん一番知りたい事かと。
「文系大学生がSEになるには?3つのポイントを解説」でも解説していますが、ポイントは3つ。
さて、この記事で仕事内容については解説したし、資格はいりません。
・・・となれば、残りは「『もっとこうなったら便利なはず』を意識して生活する」ですね!
かなりざっくり言えば
今のシステム、ちょっと操作しにくいようなので、改善しますよ!(ただし、有料ですが・・・キリッ)
みたいに言える人・システム的な部分で営業できる人が強いです。
なので、日常的に「もっとこうなったらいいのに」を意識しながらやるだけ。
あとは、SEというお仕事自体が自分の肌に合っていること、適性をアピールできれば、大学生なら内定は楽勝かと。
SEの仕事内容のまとめ:大きく分けて4つに分類できる
SEの仕事内容についてまとめると、大きく分けて4つに分類できます。
- 【開発系】プログラムの設計や開発を行う(プログラミング必須)
- 【インフラ系】エンジニアが開発や運用を行うための環境をつくる
- 【セールス】顧客とどんなプログラムにするか金額も含めて決める(プログラミング必須)。開発系よりも営業に近く、わりとお偉いさんのお仕事
- 【社内SE】システムの発注サイド
システム開発のイメージは次の通り。
SEといっても、下記の図のうち、どの部分を担当するかで仕事内容が決まります。
「社内SE」は、「発注サイド」で特殊ですが、セールス・インフラ・開発のどこを得意分野にしておきたいかは、考えておきたいところです。
特にこだわりがないのであれば、開発の経験を積んだ後にセールス系のSEになって、お金を動かす仕事に携わるのが、キャリアとして価値があります。
※ひよこSEは、まだまだ修行中です(´▽`*)。
ほとんどの人は、はじめは「開発SE」か「インフラSE」としてスタートすることになるので、これらの仕事にアレルギーがないか。
インターンや説明会などのオファーがもらえるOfferBoxをチェックしながら、就活を進めていってくださいね!
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