どうも!ひよこSE(@PiyoOct)です。
SEに必要なスキルって何だろう?仕事できないし・・・。
という現役SE向けに、システムエンジニア(SE)に必要なスキルを解説します。
あれ?プログラミング能力がないけど・・・
プログラミング能力は過度の心配はいらない。
やってれば、自然と身につくから!
気休めにもならないかもしれないけど。軽~く上の3つができてるか振り返りながら。
あまり悲観的にならなくてもよいかと(「あれ?ひよこSEってめっちゃ仕事できない奴じゃ!?」とこの記事を書いてから、1年半たった今でも思うことあるけど、なんとかなってる。大丈夫!)。
それでも「プログラミングとかのスキルが気になるな~」となれば、LAPRAS(ラプラス)のようなサービスで、技術力をはかることもできます!
SEに必要なスキルはおもに3つ
SEに必要なスキルは、主に3つです。
質問力が一番重要
個人的には、質問力が最も重要!
質問力について、軽く説明します。
SEの業務では、自己解決が大原則ですが、わからない場合は質問するしかありません。
単に聞けばいいか?といえばそうでもなく。
質問するまでの過程と質問の仕方というのが大切で・・・。
初歩的なことだったり、何もせずにいきなり質問しても先輩に怒られる可能性大!
「どこまでが理解できて、どこからがわからんのか」を相手に説明しつつ質問しないとダメです。
関連記事:SEに最重要なのは、質問の仕方。どんなスキルよりも先に身に付ける
まぁ、本音は「わからん!全部おしえて!」だけど、それだとダメだから、上手いことなんとかするみたいなやつです。
聞ける人がいないのはちょっとなぁと思ったり
質問力っていうけど、周りに聞ける人なんていないよ!1人だけなんだけど!
みたいな人は、ちょいと危ないなぁと思ったり。
3年目で1人で、常駐案件に参画させられるパターンは、3つ。
- 会社に人を育てる余裕がない(優秀だから1人なら別)
- そもそも開発案件でなく、運用・保守がメイン
- ヘルプデスクですらなく、エクセルの資料整理
ひよこSEが一人にされたら・・・いやです。
たぶん、無理なので(泣き言言うなって言われそうだけど)。
ひよこSEならITのエージェントで有名どころのレバテックキャリアや、キャリアが浅くてもサポートしてくれるテックゲートなどの転職エージェントで求人を見て、「もっといい会社、ないかなぁ」って考え始めます。
その1:SEに説明力がないと、コミュニケーションに困る
SEに説明力というスキルは不可欠です。
「説明力」とは、ひよこSEの造語ですが、下記のように定義します。
説明力とは、相手に主旨をわかりやすく伝える力である。
説明力がいかせる場面は2つ
説明力は、実際の業務では次のように活用できます。
その1:現在の進捗や、問題点とその解決方針を上司に把握してもらうとき
SEだけではないですが、どんな仕事でも、上司に報告する場面はあると思います。
SEは開発過程で、上司やプロマネ・リーダークラスの人間に、こんなことを報告します。
- 現在の進捗と今後の作業予定
- 問題や課題となることはないか?
- ある場合は、その内容と解決方針(リカバリ方法)
個人的には、進捗会議や朝会は、あまり好きじゃない・・・。
具体例を、悪い例と良い例の2つ書くので、それぞれ対応付けて考えてみます。
説明力の悪い例
「PG(プログラミング)が、20%程度完了しました。スケジュール通りに進んでいます。」
説明力の良い例
「PGが、ドキュメントの記載内容の5項目のうち1項目が完了しました。スケジュール通りに進んでいますが、誤字・脱字等の不備があるためドキュメントを修正しながらの作業になります。進捗が遅れるようでしたら修正は、内容にかかわるもの以外はPG完了後に行います。」
良い例と悪い例の現在の進捗の伝え方の違い
まずは、悪い例から。
- 悪い例では、現在の進捗のパーセンテージを、とりあえず伝えているけど
- 「何をもって『20%』としているのか」を読み取ることができない
何をもって20%?と聞かれて、「ウッ(´▽`*)」となるようなら要注意!
次に、良い例。
- ドキュメントの内容に基づいて進捗を報告している
- 記載内容の5項目のうち1項目という数字があるので
- 話を聞いた人は、「20%程度進んでいる」と直感的にわかる
進捗は、相手目線で話さないとダメですね!
つまり、悪い例には根拠がないですが、良い例は根拠が明確です。
良い例と悪い例の問題点と解決策の伝え方の違い
まずは、悪い例から。
- スケジュール通りであるとしている
- 問題点を伝えていない
次に、良い例。
- 進捗が遅れる要因(リスク)があることを伝えている
- 優先順位をつけて作業することを明確にしています。
悪い例の場合、聞く側からすれば
あっそう。(本当にいいのかな?)
で終わります。
もし、あとで何か問題・手戻りが起きると、
なんであの時言ってくれなかったの!!
と怒られちゃうパターンです。
反対に、良い例に基づいた報告を意識すれば、上も助言や指示をしやすくなる上に、「指示通りにやりました」という言い訳ができる・・・かも(そのまんま、いうのはダメよ)。
その2:作成した資料を顧客に説明し、要点を理解してもらうこと
SEは、一日中パソコンに向かって作業しているとは限りません。
顧客向けに資料を作成して説明・回答する場面は、年数ごとに増えていきます。
がんばって作った資料をもとに、いよいよお客様に説明!
みたいになったときに、資料に書いてある言葉を、そのまましゃべると、まず伝わりません。
お客様は、システム開発・保守について、それほど詳しくないケースが多いです。
そもそも、資料に書いてある用語がわかんないんだけど
みたいに、なってしまうこともしばしば。歩み寄る姿勢(と、最後は経験)が大切です。
大学生でこれからSEになる方は、レポートや卒論等の発表の機会(資料を作成してプレゼンする機会)に恵まれているので、普段の授業の時間を大切にしてくださいね。
その2:SEのスケジュール管理能力は、根拠づけに必要なスキル
スケジュール管理能力とは?
スケジュール管理能力というのは、与えられた1つのタスクに対して
- どの作業が完了し
- 残作業として何があるか
- あと何日かかるか
を、自分で理解する能力です。
前項の「説明力」における、進捗や問題点を説明する際の根拠にもなるし一石二鳥!
スケジュール管理の例
<タスクXが完了するまで>
- 工程 A→完了(1.5日)
- 工程 B→着手中(0.5日)
- 工程 C→未着手
<タスクXの全体の進捗>
- 工程Bの半分, C が残っており、50%程度
- ここまで、2日かかっている
- あと2日と バッファ時間を入れて、2.5~3日かかる
こんな感じで考えるのは、言われてみれば当たり前だけど忘れがち!
意外と、作業中は「ただ作業しているだけ」となりがちなので。
「あとどれくらいかかるのか」を意識すると、格段にスケジュール管理がしやすくなります。
その3:SEの「質問力」(質問の仕方)【最重要スキル】
SEの「質問力」(質問の仕方)は、最重要スキルです。
- 自分で調べて解決
- わからなければ質問する
という流れで、自己解決をベースに。わからなければ聞くみたいにして。
わからんことの繰り返しだけど、そんな困難を乗り越えていきます。
SEの大前提は、自己解決だが・・・
例えばですが、開発や運用保守を問わずに、必ずと言っていいほどエラーの調査があります。
1に調査、2に調査、3・4が調査で・・・汗
その際に、自分が知っている内容であれば対処できるのですが、見たことないエラーを吐いている(わからない箇所がある)ということも、よくあります。
そんなときでも、自分で調べて解決が基本です。
ありがたいことに、エラーの解決方法が個人ブログやQuitaのようなエンジニア向けサイトに載っていることが多いです。
※この場だけど、いつもありがとう(´▽`*)。
調べ方(google先生への聞き方)が悪いと、知りたいことにすぐにたどり着けません。
が、みんな同じ経験をして成長しているので、やっているうちにコツをつかめるようになります。
わからない場合、質問するしかない
調べて解決しようとしたけど、わからない場合は、どこがわからないかを明確にして質問します。
ひよこSEが質問するときは、こんな感じ。
「△△までは検討がついたけど、そこから先の○○についてわからないので、アドバイスをください」
というスタンスで、「どこまで理解できているのかを伝えた上で相手に質問するスキル」を身につける必要があります。
・・・相手に丸投げだけは、NGですよ。。。
先輩や上司に、めちゃくちゃ怒られます。
このあたりの話は、別の記事でもまとめているので、読んでみてください。
プログラミングスキルはSEに必要だが、意識しすぎなくてもいい
システムエンジニアに、プログラミングスキルはいらないの?
思った人もいるかもしれません。
・・・そりゃ、必要かと言われれば必要ですよ。
SE(プログラマー)だもの(´▽`*)。
プログラミングは、必要に決まっているけど過度の心配はいらん
しかし、過度の心配は不要だと個人的には思います。
真面目に仕事をしていれば、
- プログラミングの文法や意図を読み解く力
- ロジックを組むのに必要な考え方
- コピっていいところとダメな箇所の区別
といった、言葉では言い表せない、最低限の仕事をするスキルは、3年程度で身に付くかと。
今はしんどいかもだけど、そのうち慣れる
プログラミングや設計の工程が、今はしんどいかもしれません。
が、たくさんソースを書いているうちに徐々に慣れる部分が大きいのも事実。
ドラクエのように、ちょっとずつレベルアップできます♪
もし、自分のスキルを客観視したいならLAPRASのようなサービスもある
それと、もし、自分のスキルを客観視したいなら、LAPRAS(ラプラス)のようなサービスもあります。
転職のスカウトサービスなのですが、「LAPRASの評判は?エンジニアのスカウトが来るか登録してみた」でも紹介している通り、自分の技術力をスコア化して客観視できたりするので。
転職の予定がなくても、登録しているエンジニアがいるくらいです。
やり方は、GitHubのポートフォリオやQuita、自分の運営している技術ブログをLAPRASに公開。
すると、技術力をスコア化してくれて、それをもとに企業からのスカウトが来ます(職務経歴書もあるけど、ポートフォリオのほうが重要)。
ちなみに、ひよこSEのスコアは・・・2.59点でした(泣)。頑張らねば。
「こういうサービスもあるよ~」という軽い紹介ですが、なかなかユニークなサービスだと思うので、自身がある人は登録してみてください!
【自分のスキルをスコア化してみる】LAPRAS(ラプラス)
若手のSEにとって必要なスキルのまとめ
プログラミングができるか?とかを気にするあまり、本当に必要な能力を見落としがちです。
若手はプログラミングする機会も多いですが、今後のSEのキャリアを考えると、何度も言っている3つのスキルが大切。
- 説明力:相手に主旨をわかりやすく伝える力
- スケジュール管理能力:どの作業が完了し、残作業として何が、どれくらいかかるのか?
- 質問力:わからないところをはっきりさせたうえで、質問するべし!
これらをまずは、身に付けることが一人前になるのに必要だと、日々の業務で感じました。
【SEの副業】SEにおすすめの副業は3つ。休日に1万円稼ぐ方法を現役SEが解説
【Javaの副業】Java初心者が副業をするには?実務未経験なら腰をすえて実力をつける
コメント