フリーランスエンジニアのエージェントは複数掛け持ちしても問題ないの?
2社目に登録するか迷っているんだけど。
結論から書けば、複数登録しても問題ありません。ただ、案件が決まったら1社に必ず絞ってください。
エンジニアの立場からすれば、作業単価はそのまま、自分のふところに入ってくるお金になります。「作業単価は、3,500円と4,000円のどちらがいいですか?」といわれれば、言うまでもなく、より高い単価の4,000円。
マージンも同じように、高ければ高い分だけ損するので、1円でも安い方がお得です。
となれば、「複数登録しようかな~。実は、大手より安いところあったりして」みたいに考えるのは普通のこと。あまり気にしなくていいです。
2社目に登録する(言い方が悪いなぁ 笑)フリーランスエンジニアのエージェントは、下記5社がおすすめです。
- 【エンジニアスタイル】エージェントが持つフリーランス案件が検索できるサイト
- 【midworks】案件充足度と価格満足度が2年連続で1位
- 【フォスターフリーランス】「直請けで高単価」がウリ
- 【エンジニアファクトリー】案件継続率と長期稼働がウリ。社内SE案件なら
- 【テックビズフリーランス】案件継続率97%。「アジアの注目企業100」に選出。
フリーランスエンジニアのエージェントは複数登録・掛け持ち可能
フリーランスエンジニアのエージェントは、複数登録しても問題ありません。
※ただ、筆者のひよこSE(@PiyoOct)だったらあまり大きな声では言えないので、こそっとですよ・・・。
フリーランスが単価とマージンで、よりいい条件を求めるのは当然
「フリーランスエンジニアになるには?」の記事でも書いていますが、フリーランスは「案件がとれるか?」と、「単価がいくらになるか?」が勝負。
案件が取るために必要なのは人脈とスキルが命。単価も同じく、人脈とスキルで決まります。
そして、エージェント経由であるなら、マージンがかかります。
エージェントは人脈を持ってて営業代行をしてくれるから、かかる費用としては仕方ないけど、マージンが高いとそれだけ自分に入ってくるお金が減ります。
となると、よりいい条件を提示してくれるエージェントを利用したくなるのは、エンジニアの立場からすれば当然のこと(似たような案件であればなおさら)。
複数登録は、内定キープしながら、就活を続けるようなもの
う~ん、でも罪悪感もあるし・・・。
わかります。ただ、エージェントに複数登録するのを例えるなら、内定キープしながら、就活を続けるようなものです。
内定を出した企業からしてみれば、
頼むよ。うちに決めてくれ・・・。
となりますよね。
でも、就活生であれば当たり前のように、納得するまで(≒もっといい会社から内定出るかもしれないから)就活を続けます。
「いいか?悪いか?」だけで言えば、ダメだし。いざ内定を辞退したときは、文句のひとつや二つは言われるけど、理想論が通用しない世界もあるからこそ、企業側のオワハラ的なのがニュースになるわけです。
ひよこSEからしてみれば、お互い様の世界ですね!
フリーランスエンジニアのエージェントに複数登録する注意点は?
フリーランスのエージェントに複数登録してもいいのですが、注意点は、かならず案件が決まったら1社に絞ることです。
※例外は、「副業などで案件を掛け持ちしたいけど、紹介してもらえなかった」的なときだけ。それでも、まずは、メインのエージェントさんに相談した上で、2社目を登録した方が無難です。
とある本でのエピソード
「エンジニアがフリーランスで年収1000万円になるための稼ぎ方」(大和賢一郎 著)に書かれているエピソードがすべてを物語っています。
私も以前、2つのエージェントを競わせたことがありました。現在は1社に落ち着きましたが、エージェントからは電話で「大和さん、ひどいですよ(笑)」と怒られ、「うちだけに絞ってもらえませんか?」と懇願されました。
マージンは、1円でも安く。提示される単価は、1円でも高い方がいいですからね(笑)。
現実に出版されている書籍で堂々と、「以前、2つのエージェントを競わせた」と書いちゃってます。
複数登録したり掛け持ちしてもいいけど、最終的には1社にする
ただ、もう一度だけ書くと。
今後お付き合いするエージェントは、かならず案件が決まったら1社に絞るようにしてください。
明らかに不当な単価を提示されたとかではない限りは!
下手に浮気(?)し続けると、最悪の場合はトラブルに発展します。
複数登録する場合のフリーランスエンジニアのエージェントは?
「フリーランスエージェントに複数登録してもいいんだなぁ~」となっても、
それじゃあ2社目どうしたらいいの?
となりますよね。
1社目が有名どころなら2社目はニッチなところを攻める
1社目に有名どころを登録しているとしたら、2社目はニッチなところを攻めるべきです。
おそらくですが、この記事を読んでいるということは、
- 1社目は、登録済みである
- ギー●ス・レ●テック・p●-b●nkあたりの大手は検討済み
ということが予測できるので(笑)。
その上で、2社目に登録するべきエージェントは、知名度をいったん度外視して確認するべきです。
- 【エンジニアスタイル】エージェントが持つフリーランス案件が検索できるサイト
- 【midworks】案件充足度と価格満足度が2年連続で1位
- 【フォスターフリーランス】「直請けで高単価」がウリ
- 【エンジニアファクトリー】案件継続率と長期稼働がウリ。社内SE案件なら
- 【テックビズフリーランス】案件継続率97%。「アジアの注目企業100」に選出。
1社目:エンジニアスタイル
運営会社 | ボスアーキテクト株式会社(Boss Architect, Inc.) |
対応地域 | 東京 |
特徴 | エージェントが持つ案件を、一度に検索できる |
案件 | 20万件以上(2023年4月現在) |
マージン | 検索サイトなので、なし。 (応募後にお世話になるエージェントに支払う) |
まず1社目ですが、エージェントではなく、2021年より開始したフリーランスの案件検索サイトです 笑
「複数登録を考えているのであれば、エージェントが持つ案件を検索できるサイトに登録するのがいいだろう」と、ひよこSEは判断します。
イメージ)エージェントAが持つ案件、エージェントBが持つ案件、・・・をまとめて検索できる
東京に限られることと、エージェントが持つ「非公開案件」は検索できないデメリットはありますが。
サイトに協賛しているエージェントの案件を一度に検索できる、エンジニアスタイルは、シンプルに便利だと思います。
2社目:Midworks
Midworksの特徴は下記の通り。
運営会社 | 株式会社BrandingEngineer |
対応地域 | 東京・大阪・京都・兵庫・滋賀・奈良・和歌山・三重 |
特徴 | 案件充足度と価格満足度が2年連続で1位 |
案件 | 一部公開(80%程度が非公開) |
マージン | 20%固定? |
Midworksは、2019年・2020年と案件充足度と価格満足度が1位です(ゼネラルリサーチ)。
対応地域からして、関西に案件が偏っていることが考えられるので、関西にお住みの方におすすめです。
3社目:フォスターフリーランス
フォスターフリーランスの特徴は下記の通り。
運営会社 | 株式会社フォスターネット |
対応地域 | 東京・千葉・神奈川・埼玉 |
特徴 | 案件保有数5,000件以上、直請け案件 |
案件 | 一部公開(90%程度が非公開) |
マージン | 非公開 |
エンジニアの方であれば、「直請け」と言う言葉に、反応を示さない人はいないかと。
ただ、対応地域が首都圏に限られているので、そこだけ注意です。
4社目:エンジニアファクトリー
運営会社 | アイムファクトリー株式会社 |
対応地域 | 全国 |
特徴 | 再受注率93%。長期安定稼働が売り |
案件 | 3000件程度 |
マージン | 非公開 |
4社目は、長期安定稼働を売りにしているエンジニアファクトリー。
「初めて聞いたよ」という人もいるかもですが、実は、社内SEやインフラ案件が強いのと。
業務経験1年からサポートしており、中小企業だからこそのサポートの手厚さも期待できますね。
5社目:テックビズ【アジアの注目企業100に選出】
テックビズの特徴は下記の通り。
運営会社 | 株式会社NKC ASIA |
対応地域 | 東京・北海道・宮城・愛知・石川・大阪・岡山・広島・福岡 |
特徴 | 平均年収720万円/案件継続率97%/案件登録数5,000件 |
案件 | 非公開 |
マージン | 非公開 |
2015年に設立されたばかりですが、「アジアの注目企業100」に選出されているだけあって、対応地域も、そこそこ広い(石川とかあったりする)のが特徴です。
「テックビズフリーランスの評判は?開始2年で1000人のエンジニアを持つエージェント」でも書いていますが、フリーランス事業開始2年で1,000人の登録者。事業の成長率・営業力がすごいです。
年収などの数字を見れば、「うんうん、良い案件紹介してくれそう」となりますね~
大手のエージェントにはない、ニッチな非公開案件を持ってそうな雰囲気がありますね!
フリーランスエンジニアの案件を複数掛け持ちするのはだめ?
フリーランスエンジニアで複数の案件を掛け持ちってダメなの?
複数登録するついでに・・・。
と言われれば、ありです。副業として案件の掛け持ちはふつうといえるかと。ただ、「ありだけど、高稼働になりすぎないように気を付けてね」の一言です。
稼働の交渉に対しては、Noを言うことになる
まぁ、システム開発は、良くも悪くもスケジュール通りに進むことは決して多くないわけで。
例えば、メインの案件に加えて、週3で参画している副業的な開発案件があったとして。
週3の案件が、「途中で炎上気味になりました」というときに。
○○さん、週3の契約だけど、週4で対応できたりする?
という交渉については、「No」と回答することになります。
高稼働になりがちなのがデメリット
うっかり「Yes」と言えば、高稼働となることは確実。これが複数案件掛け持ちのデメリットです。
押しに弱い人は、特に注意!
キッパリと「無理です」と言えるのなら、複数案件を掛け持ちしてもいいと思います。
※個人的な意見として、複数案件の掛け持ちは、「長くお世話になる」ことを念頭に置いたときの分岐点にもなりえるので、「なるべくであれば1案件のほうがいい」と考えています。
まずはメインのエージェントに複数掛け持ちしていいかを相談
まずは、現在お世話になっているエージェント経由で「副業的に案件を掛け持ちさせてくれるか?」相談するだけでも、してみてもいいと思います。
この場合は、エージェントを複数登録しないほうが、いいです!
掛け持ちするときの稼働まわりの調整がスムーズなのは間違いないので。
フリーランスエンジニアがエージェントの複数登録する際のFAQ
書ききれなかった部分も書くので、まとめとしてみてください。
FAQ
- Qフリーランスエンジニアがエージェントを複数登録するのは問題ないですか?
- A
フリーランスのエージェントに複数登録すること自体は問題ありません。より高い単価を提示してくれる、少しでもマージンが安いエージェントを探すのは普通のことです。
ただ、案件が決まったら、トラブルのもとになるので、1社に必ず絞ってください。
- Q複数登録するとなった場合、エージェントはどのように選べばよいですか?
- A
大手エージェントとは、おそらく面談が済んでいると思います。
知名度は、あまりないかもしれないが、優良案件を持っているエージェント。
特定の地域、プログラミング言語、フレームワークの紹介が得意なところを探すのがよいです。
- Q複数登録する際のエージェントのおすすめはどこですか?
- A
「複数登録する場合のフリーランスエンジニアのエージェントはどこがいい?」を参照してください。
- Qエージェントを複数登録するデメリットを教えてください
- A
一番考えられるのは、トラブルに発展すること、そのトラブルが自己責任になることです。
とくに、エージェントA社が紹介した案件に決定したにもかかわらず、エージェントB社が紹介した案件に参画する(A社の案件を断る)と、大問題になります。
※A社からしても「決定後は困る。それに、B社のその案件、うちでも紹介できるのに・・・」といったことにもなりかねません。
A社とB社に複数登録するのはいいですが、案件が決まった段階で、お付き合いするエージェントを決めてください。
結論まとめ
この記事の本題についてもう一度言うと、フリーランスエージェントに複数登録しても問題ありません。ただ、案件が決まったら1社に必ず絞ってくださいというお話でした。
- 【エンジニアスタイル】エージェントが持つフリーランス案件が検索できるサイト
- 【midworks】案件充足度と価格満足度が2年連続で1位
- 【フォスターフリーランス】「直請けで高単価」がウリ
- 【エンジニアファクトリー】案件継続率と長期稼働がウリ。社内SE案件なら
- 【テックビズフリーランス】案件継続率97%。「アジアの注目企業100」に選出。
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