夏山登山の初心者が、初めて登る山の決め方について解説します。
まだ、装備をそろえていない人は、必要な装備についての記事を、ぜひ読んでくださいね。
さて、初めて登る山をどのように決めたらいいか、経験者がいないと、わからないですよね。
初めて登る山は、次のように決めます。
本記事では、これから登山を始める人向けに、山の選び方を解説します。
夏山登山の初心者の山選びのポイントは3つ
初めて登る山を決める際には、下記3つの条件を満たした山を選ぶようにしてください。
山選びのポイント1:コースタイムが6時間以内である山
初めて登る山を選ぶ、1つ目の条件は
コースタイムが6時間以内である山
であることです。
コースタイム4時間の往復の歩行時間は
- 上り(往路):3.5~3時間
- 下り(復路):2~2.5時間
が目安です。
夏山登山の初心者からすればザックに荷物を入れて6時間歩くだけでも息が上がると思います。
折り返し地点付近で、ゆっくりできる場所を探して行動食(パンなどの高カロリーの食べ物)を口にしながら1時間くらい休むイメージで登山を楽しむとよいです。
「もっと歩けるよ」という人もいるかもしれませんが、6時間歩いて体力に余裕があるようでしたら、次はもっとコースタイムが長い山に挑戦してくださいね。
コースタイムが6時間以内の山の選び方は、山と高原地図
コースタイムが6時間以内の山の探し方ですが、
- 登る山の山と高原地図を購入
してください。
山と高原地図の定価は、1,100円(税込)でありそれほど高くありません。
そこに記載されているコースタイムがほぼそのまま、参考にできます。
登山では16時までの下山が鉄則なので、山選びはそれに合わせる
登山では、暗くなるまでに下山するのを心がけるため、16時までに下山することが鉄則です。
6時間歩いて1時間休憩することを考えれば、午前9時までには登山を開始しておきたいところです。
なお、難易度や参考日程の項目については条件2で解説します。
山選びのポイント条件2:登山道が整備されている山
2つ目の条件は、登山道が整備されている山であることです。
登山道といっても、歩きやすさは千差万別です。
- なだらかな道もあれば
- ゴツゴツとした岩が多い道
- 滑落(文字通り、すべって落下することです)しやすい道
もあります。
そして、コースタイムが短く、標高が低いからといって必ずしも歩きやすい道であるとは限らないのです。
例)
三重県にある御在所岳は、1,212Mであり低山に分類されます。
しかし、一部のルートは岩場と滑りやすい道が多く
滑落事故も過去に起きています。
整備されている登山道・ルートの選び方は、山と高原地図
整備されている登山道の探し方は、コースタイムが6時間以内の山を選んだときと同じ。
山と高原地図の冊子を参考にします。
下の画像の一番左の冊子に、全ルートの注意点が記載されているので、必ず読んだうえで登山してくださいね。
山選びのポイント条件3:大勢の登山者がいる山
大勢の登山者がいる山であることが、最後の夏山の初心者が選ぶ基準です。
周りの人に合わせて歩けばよいので、道迷いの可能性が少なくなります。
本来であれば
- 登山道の途中にある赤い目印を探して
- ルートが正しいかを確認しながら
登るべきですが、初めはそんな余裕ないと思うので、周りについていきます。
大勢の登山者がいる山の選び方
- 日本百名山(にほんひゃくめいざん)
- 花の百名山
であれば、休日・平日問わずに登山者で、にぎわいます。
したがって、
- コースタイムが6時間以内の山
- 登山道が整備されている山
を日本百名山・花の百名山の中から選びましょう。
これらに、当てはまるかについても、山と高原地図に記載されています。
夏山登山初心者の山選びのポイントについてまとめ
夏山登山の初心者が、初めて登る山の決め方について、おさらいします。
初めは、敷居が低く感じられるかもしれませんが
- 段階的に長い時間歩いたり
- 難しいルートにチャレンジ
できるようになればいいので、まずは登山に慣れましょう。
そして、3つの条件を満たす山を選んだら、次は登山計画を立ててみましょう。
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