フリーランスの案件って、なかなか決まらないなぁ・・・。
と悩んでるエンジニア。とくに、実務経験が3年ほどある方向けの記事です。
エージェント経由で案件を紹介してもらって、面接まで実施。ぱっと見だと言語やDBのスキルがマッチしてるのに、なぜか決まらない人を想定しています。
理由について結論から言うと、案件は決まらないほうが当たり前というか、「求められるスキルのプラスアルファが求められる」ということです。
この記事を書いているひよこSE(@PiyoOct)は、実務経験6年強のプログラマー。
フリーランスの身ではないですが、いろんなシステムの開発プロジェクトに参画してる経験から言うと、「スキルと経験を積んでひたすら案件を探すしかない」が結論。
別のエージェントにあたるのも1つの手。まだ登録してなさそうな求人サイト、エージェントを紹介するので見てみてくださいね。
フリーランスの案件は決まらない?
「フリーランスの案件は決まらない?」と言われれば、「決まらないのはある意味仕方がない」が答え。
なぜかといえば、エージェントが紹介してくれる案件というのは、「最低限、求めるスキルはこれ!」というものだからです。
「Javaの実務経験者5年ある人を募集!単価は700,000円/月です」的な案件があったとして。
そこから先は、DBやらフレームワーク・インフラ構築の、細か~い「隠れ要件」がひそんでることもあるわけです(個人的には、イヤな世界だとは思うけど)。
もし面談までできているなら、最低限のスキルはマッチしている
もし、お客様との面談までたどり着いているとしたら、「最低限、これだけできたらいいよ」という要件は満たしていることになります。
じゃあ、それなら問題ないじゃん
と言いたいところなのですが、そうは問屋が卸さないわけで。
仮に、募集要項に書かれている最低限のスキルだけで、すんなり案件が決るのなら。
「案件の獲得に苦労するフリーランスエンジニアは、ほとんどいない」と勝手に想像しています。
・・・もし、ひよこSEの想像が違うなら、この記事が読まれないだけです(´▽`*)。
プロジェクト参画には、最低限のスキルに加えて別の何かが欲しいのが本音
少し見方を変えて、受け入れる側の目線に立てば、わりと考えやすいと思います。
実際のプロジェクトを参画するには、求められるスキルに加えて、「別の何かが欲しい」のが本音。
●●システム開発のPG・PT工程。
Java(DBはOracle)の開発経験3年ある人歓迎します
例えば、この案件に応募するとして、そこにAさん・Bさんの2人が面談にやってきたとします。
Aさん、Bさんはどちらも「Javaの開発経験3年」です。ここに変わりはありません。
企業側からしてみれば、AさんとBさんのどちらにプロジェクトに参画してもらいたいか?
・・・といえば、やはりBさんです(当然、Bさんがどの程度の規模の開発を担当していたか?にもよるけど)。
実際の開発では、「●●だけできれば即戦力」というのはありえない
業務でシステム開発を実際に、2~3年経験している人ならイメージしやすいと思います。
短期間の人手不足の解消要員ならともかく。
「Javaのコーディングだけできればいい」のように「●●だけできれば即戦力」というのは、考えにくいというか、長期で参画すること前提なら、ありえないですよね・・・(あぁ、楽したいなぁ)。
例えば、PG・PT(単体試験)の工程でバグや設計ミスが発覚して、詳細(プログラム)設計に手戻りが発生したときとか。
結合試験・総合試験をすすめていく上で、お客様に仕様をに決めてもらうべき内容の不具合が発生したときとか。
単に、「Javaのコーディングができます!」という人よりも、プラスアルファの経験がある(設計の修正やプログラムの検討ができる)人の方が強いですよね。
そのプロジェクトが人手不足で、「とにかく作業が進めばOK!」という状況なら深く考えなくても決まると思いますが、募集要項以上の経験は求められるのは普通のことです。
フリーランスの案件獲得には、スキルが必要。決め手がほしい
というわけで、フリーランスの案件獲得において、なおさらスキルが必要になります。
そして、ひよこSEが、もし交渉するなら、決め手となるような下の2つを売り込めないか?を考えます。
運用・保守の経験
例えば、ひよこSEなら、運用保守の経験が3年あるので
運用・保守の経験があるので、システム納品後もよろしければ引き続きお願いします。
みたいに言えるとしたら。受け入れる側は「この人なら、『ハイ、作って終わり』じゃなくて、開発中でも、納品後のことを考えてコーディングしてくれそうだな」となりますよね。
もしかしたら、そのまま契約が継続する可能性すらあります(実現するしないは別問題です)。
引き出しの多さ
あとは、経験したプロジェクトの種類や言語といった引き出しが多いほど、間接的には有利。
「あっ!ちょいとスキル足りないかもだけど、今、この人に参画してもらえれば、次期の新しいプロジェクトの言語やスキルともマッチしてるから、次の人を探さなくていいし楽じゃん」
のようになったりすることもあります。
業務知識のありなしも、差が出ることも多いかと(在庫とか会計の知識は、使える場面多い)。
楽な世界ではない
「SEのフリーランスはあり?楽するためならやめとけが結論」でも書いていますが、スキルがある人にとっては稼げる世界ですが、楽ではないですね(´▽`*)。
そもそも、きちんと自分を売り込むだけのスキルと経験、営業力があるか?
フリーランスでは重要ですね(会社員でも生き残るためには必要だし、ひよこSEも修行中)。
【探し方】フリーランス案件検索サイトやニッチなエージェントに登録
もしかしたら、エージェントを変えて解決することもあるかもなので、案件を探す方法についても触れておきます。
フリーランス案件検索サイトを活用したり。「フリーランスエンジニアのエージェントは複数登録でkる?」で紹介しているような、知名度はイマイチかもだけど、ニッチな案件をもってそうな、エージェントに登録するのも一つの手段。
大手がダメでも、中小のエージェント登録で、案外すんなり解決することもあります。
ここでは、まだ登録してなさそうなところを紹介するのでチェックしてみてください。
エンジニアスタイル
エンジニアスタイルでは、「東京」の文字通り、エージェントが持つ東京都のフリーランス案件を横断して検索できるサイト。
イメージ)エージェントAが持つ案件、エージェントBが持つ案件、・・・をまとめて検索できる
こだわり条件(始業時間など)など、細かいところまで検索ができ、そのまま応募できるのが強み。
「エージェント→案件さがし」ではなく、「案件さがし→エージェント」の順番で、エンジニアスタイルなら案件探しができます。
「面談したはいいけど、紹介できる案件が少ない」という無駄な時間を過ごすこともないですね。
エンジニアファクトリー
エンジニアファクトリーは、「初めて聞いたよ」という人もいるかもしれません。
強みとしては、トップページに案件再受注率93%とあるように、「長期安定稼働」に重きを置いているエージェント。
業務経験1年からサポートしており、中小企業だからこそのサポートの手厚さも期待できます。
※余談だけど、運営会社の「アイムファクトリー」は、女性社長。実は、社内SE案件が強いのが特徴。
案外、エンジニアファクトリーさんのようなエージェントで長期稼働している中堅エンジニアの方もいる世界なので、登録してみてくださいね。
フリーランスの案件が決まらないならスキルと経験を積むしかない
どうしても案件が決まらないとなった場合、どうすればいいかといえば、スキルと経験を積むしかないです。
方法は、独学でどうにかするしかないのですが・・・。
プログラム以外の部分(要件定義・基本設計・詳細設計工程や、結合テスト以降の工程)に関しては、実務経験を積む以外に、どうすることもできないですね。
プログラム言語やDB以外が原因で、案件が決まらない
となると、ひよこSEにはどうしたらいいのか、正直、わからないです(汗)・・・。
フリーランスの案件が決まりやすいのは、やはり人脈
でも、そんなこと言ったってスキルなんて簡単に身につくものじゃないし・・・。
という人は、人脈があれば(会社員時代にお世話になったベンダーさんや担当者がいれば)、どうにかなるかも。
ひよこSEの周りでも、います。
飛びぬける何かがあるわけではない普通の(いい意味で言ってます)フリーランスの方が、プロジェクトに参画するときは、下の2つのどちらかのパターンです。
やっぱ、ITの世界でも、どんな人か知ってる人と仕事するのとそうでないのとでは、やりやすさが違うので。
さっきの話と矛盾してるようだけど、言ってしまえば、人脈とコネだなぁと感じています(´▽`*)。
フリーランス案件が決まらなければ会社員に戻ることも検討
「スキルがないわけではないけど微妙に何か足りない」/「人脈やコネもない」となれば。
結局のところは、会社員に戻るというのが現実味を帯びてきます。
もう少し会社員として勉強したほうがよかった可能性はある
この記事を読んでくれているフリーランスエンジニアの方は、何かしら前職に不満があったとか。
一人で食っていけると判断したからフリーランスになったとは思うのですが。
ひよこSEもこの記事を書いたときは20代なので、若気の至り的で・・・。
フリーでもやってけるぜ♪
的な魔がが差したことありますね(´▽`*)。
ただ、プロジェクトに参画する上で、会社の営業力・パイプ・コネは、なんだかんだ強いです。
これは、4年以上会社員やってきて、実感しつづけていること。
転職を決めやすいし、会社員に戻るのも選択肢
- スキルや人脈を活用してフリーとして踏ん張るか?
- 一度、会社員にもどるのか?
どちらを選んでも、それは個人の自由かと。ただ、エンジニアは幸いにも転職を決めやすい職種。
もし、会社員に戻ろうと考え始めている場合は、実務経験はあると思うので、レバテックキャリアあたりの有名どころを活用するべし。
今が苦しくても、最善の選択ができる手助けになれば、うれしい限りです。
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