論理和回路(OR回路)とは?AとBのどちらかが1なら1を出力する回路のことです。
図にすると、こんな形をしています。
水泳で使うビート板の先っちょが、とがった感じのやつ!
論理和回路(OR回路)は、AとBのどちらかが1なら1を出力
論理和回路(OR回路)は、AとBのどちらかが1なら1を出力します。
論理和がわかっていれば楽勝
とはいっても、論理和がわかっていれば、楽勝です。
論理和は、「AまたはB」を表します。
真である(正しい)場合を1、偽である(正しくない)場合を0とした場合、論理「和」なので、AとBのどちらかが正しければ、1が足されるので、真(1)。
上の図の場合だと、「3の倍数または4の倍数」が論理和です。
論理和回路は、どちらかの入力が1なら1
回路の世界では、何かを入力するとき、ON(1)かOFF(0)のどちらか。電気のON/OFFのイメージです。
そして、論理和回路では、入力A・入力BのどちらかがON(1)なら、1+1>=1となります。
論理和がわかっていれば、「真/偽が、回路の世界のON/OFFに切り替わっただけ」とわかります。
入力Aと入力Bの取りうる組み合わせ
入力Aと入力Bの、ON(1)とOFF(0)の取りうる組み合わせは下記の通り。
入力A | 入力B | 出力Y | 考え方 |
---|---|---|---|
1 | 1 | 1 | 1+1=2(>=1) |
1 | 0 | 1 | 1+0=1 |
0 | 1 | 1 | 0+1=1 |
0 | 0 | 0 | 0+0=0 |
※この表のことを「真理値表」っていうらしいけど、しらん(*´▽`*)。
ついでに覚えておきたい論理回路
ついでに覚えておきたい論理演算も書いておきます。
論理演算 | 意味 |
---|---|
論理積回路(AND回路) | AとBがともに1なら1 |
論理和回路(OR回路) | AとBのどちらかが1なら1 |
否定回路(NOT回路) | Aでないなら1 |
否定論理積回路(NAND回路) | 論理積回路と正反対の結果になる |
否定論理和回路(NOR回路) | 論理和回路と正反対の結果になる |
排他的論理和回路(XOR回路。一番出る!) | Aが1でBが0、Aが0でBが1のときに、1 |
これらの回路をすべて理解して、はじめてH21年春期問24が回答できるようになります。
まとめ
論理和回路(OR回路)ときたら、AとBのどちらかが1なら1を出力する回路のこと。
電気のON/OFFをイメージしたとき、どちらかが、1(ON)のときに1になります。
論理積回路と否定回路、排他的論理和回路とあわせて覚えたってください(-_-;)。
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