パチンコの継続率は、台の冊子やネットを見れば書いてありますよね。
例えば、初代北斗無双(PのRe:ではなくCRのほう。撤去された台だけど、ご勘弁を)。
※源さんの93%で見たいなら、93%の世界についての記事も見てくれるとよき。
STの継続率は約80%と書いてありますし、実際に計算しても約80%です。
<計算式>
1/81.2の確率で当たるSTを130回転回したときに、130回転内で当たる確率
=1-(130回転回して1度も当たらない確率)
=1-(80.2/81.2)^130
=1-0.1997(小数第5位を四捨五入)
=0.8003(パーセント表記で、約80%)
【ハマる確率or回転数内に当たる確率を計算】パチンコのハマり確率を計算するツール
ついでに平均連チャン数も書いときます。
- 継続率80%の平均連チャン数=100/(100-80)=5連
- 継続率81%の平均連チャン数=100/(100-81)≒5.263連
【連チャン確率計算ツール】パチンコの連チャン確率を継続率を入れて計算するツール
この記事を読んでいるということは、北斗無双のST(最近だとエヴァ15)であれば
80%のわりに続かない。5連すらしないんだけど
と感じているとは思うのですが。結論から言います。
少数の人がおいしいところを持っていくので、続かなくて当たり前です。
パチンコの継続率から平均連チャン数を計算
例えば、北斗無双のSTの継続率(正確に言えば、継続期待値)は80%です。
- 継続率80%の平均連チャン数=100/(100-80)=5連
- 継続率81%の平均連チャン数=100/(100-81)≒5.263連
つまり、初当たりを入れて「平均5連チャン」です。
※「初当たりを入れて平均5連」とだけ頭に入れてください。STタイプは最後の1回は当たらずに終わるので、「初当たり+STの試行回数 -1」が、実際の連チャン数になります。
そんなの知ってるよ!
すみません。
それでは、「平均5連チャン」の世界でどのようなことが起きているか、説明したいと思います。
パチンコの継続率80%を例に続かないことを体感
継続率80%の世界では毎回、20%の確率で終了します。
この20%という確率がいかに恐ろしいか?
北斗無双をイメージするなら、初当たり後に、幻闘Rushに突入したのをイメージしてください。
いつも、10連。いや、20連くらいしてみろって思っちゃう!
1番楽しみな瞬間です♪
「100人が一斉にSTを回したらどうなるか?」の負け抜け戦を行う
実際にはありえないことなのですが、100人で一斉に幻闘Rushを回すものとします。
- 100人で一斉に幻闘Rushを回す
- Rush中に当たらなければ終了。その時点で脱落
- 当たれば、次回のSTも回せる
というルールのもと、「負け抜け戦」を行ったときに
1回目、2回目、3回目、・・・
に「100人中何人がSTで脱落せずに残っているか?」を、机上で考えてみたいと思います。
ST突入直後(1回目)
100人全員で、STを1回目を開始します。
ST開始直後なので、100人全員が残っています。
STを回し終えたときに、理論値である20%の人が当たらずに終了。
つまりは、100×0.2=20人が当たらずにSTで一度も当たることなく脱落します。
残った人(2連チャンした人)は、100-20=80人ですね。
ST2回目
残り80人で、STを2回目を開始します。
1回目に20人が脱落したので、残りは80人。
STを回し終えたときに、理論値である20%の人が当たらずに終了。
つまりは、80×0.2=16人が当たらずに初当たり込みの2連チャンで脱落します。
残った人(3連チャンした人)は、80-16=64人ですね。
あれ?もう3割以上の人が脱落している・・・
ひとまず気にせずに、3回目行きます。
ST3回目
残り64人で、STを3回目を開始します。
そろそろ、くどく感じているかもしれませんが、平均連荘の5連を超える(6連)まで、お付き合い願います(*´ω`)。
1回目に20人、2回目に16人が脱落したので、残りは64人。
STを回し終えたときに、理論値である20%の人が当たらずに終了。
つまりは、64×0.2=12.8人≒13人が当たらずに初当たり込みの3連チャンで脱落します。
残った人(4連チャンした人)は、64-13=51人ですね。
3回目が終わったところで、半数よりちょいと多いくらいの人数しか残っていないです。
ST4回目
残り51人で、STを4回目を開始します。
さて、気が付けば半分近い人しかSTを回すことができない(4連しかしていない)状態です。
1回目に20人、2回目に16人、3回目に13人が脱落したので、残りは51人。
STを回し終えたときに、理論値である20%の人が当たらずに終了。
つまりは、51×0.2=10.2人≒10人が当たらずに初当たり込みの4連チャンで脱落します。
残った人(5連チャンした人)は、51-10=41人です。
ST継続期待値80%の台の平均連チャンは、初当たり込みで5連。
でも、5連チャン以上する人は半分もいません。
ST5回目
残り41人で、STを5回目を開始します。
いよいよ、これが最後。もう、半数も残っていないですね。
1回目に20人、2回目に16人、3回目に13人、4回目に10人が脱落したので、残りは41人。
STを回し終えたときに、理論値である20%の人が当たらずに終了。
つまりは、41×0.2=8.2人≒8人が当たらずに初当たり込みの5連チャンで脱落します。
残った人(6連チャンした人)は、41-8=33人ですね。
平均連チャンを超える6連チャン当たる人は、なんと!3人に1人です。
す、少なっ!
あくまでも理論上ですが、80%継続のSTでは、6連チャン以上するのは3人に1人です(*´ω`)。
パチンコの継続率の割に続かないのは、半数以上が平均以下で終わるから
「半数以上は、平均連チャン以下で終わる。だから、パチンコの継続率の割に続かないように見えるだけ」ということが言えます。
さて、80%継続のSTの結果をまとめます。
連チャン数 | 残り人数 |
---|---|
1 | 100人 |
2 | 80人 |
3 | 64人 |
4 | 51人 |
5 | 41人 |
6 | 33人 |
・・・ | ・・・ |
しかし、この表を見た時に、
80%なのに、「平均連チャンの5連以下が半数を超える」なんておかしい!
と思った人もいるかもです。
大連チャン(爆発)することで、バランスがとられているので心配不要
80%継続のSTの試行を、1000人規模にしてみましょう。
そのときに、先ほどと同様、残りの人数が0人になるまで、続行するものとします。
結果は次の通り。
連チャン数 | 残り人数 |
---|---|
1 | 1000人 |
2 | 800人 |
3 | 640人 |
4 | 512人 |
5 | 409人 |
6 | 327人 |
7 | 262人 |
8 | 209人 |
9 | 167人 |
10 | 134人 |
(中略) | (中略) |
15 | 44人 |
(中略) | (中略) |
20 | 14人 |
(中略) | (中略) |
25 | 4人 |
(中略) | (中略) |
30 | 1人 |
※小数点は四捨五入で丸めているので、表示しませんが、持っているものとします(人数を小数点にするのはおかしいので)。
- 1000人でSTを回せば、591人(1000人-409人)が4連以下
- 1000人でSTを回せば、134人が10連以上
- 1000人でSTを回せば、14人が20連以上
- 1000人でSTを回せば、30連以上する人が1人
591人が平均に届かない中で、平均以上当たっている人たちは409人います。
134人が10連以上したり、14人が20連以上したり、1人だけ32連したり・・・
こんな感じで、平均連チャンの倍以上当たっている人も少なからずいる。
これらをすべて足した結果が、「平均連チャンの5連」なのです。
日曜日になると1台くらいは、20連とか見るしなぁ。なんか納得してしまった。
まぁ、早い話が、
「少数の人が平均以上。さらにその中のごく少数が大連チャンして、おいしいところを持って行っている。だから全体で見れば、心配不要」
ということになります。
個人的には、パチンコは続かなくて当然だけど、出ても2~3人まで。理不尽の極みですね。
まとめ:パチンコの継続率の割に続かない理由
パチンコの継続率についてまとめます。80%継続するSTの平均連チャンは、次の通り。
- 継続率80%の平均連チャン数=100/(100-80)=5連
- 継続率81%の平均連チャン数=100/(100-81)≒5.263連
- 100人で一斉に幻闘Rushを回す
- 幻闘Rush中に当たらなければその時点で脱落
- 当たれば、次回も回せる
というルールのもとで、STをやると結果は次の通り。
連チャン数 | 残り人数 |
---|---|
1 | 100人 |
2 | 80人 |
3 | 64人 |
4 | 51人 |
5 | 41人 |
6 | 33人 |
・・・ | ・・・ |
半数が4連以下で終わって、平均連チャンを超える6連チャン当たる人は、3人に1人。
1000人にすると、143人が10連以上。こんな感じで、少数の人が大爆発して平均5連となるのでした。
3万発出してみたい!
と思うならは、とにかくSTに入れまくるしかないですね。お金が無くなるのが先な気もするけど。
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