どうも!ひよこSE(@PiyoOct)です。
フェールセーフってなんだ?
一言でわかりやすく言えば、「故障したときに安全性を優先する」ってことです。
世の中にあるシステム。ずっと壊れなければいいのですが、いつかは壊れます。
「形あるものはいつか壊れる」なんて言われますが、その時にどうするかを考えるのが大事。
ひよこSEは現役のシステムエンジニアですが、ソフトウェアの分野より、ハードウェアの設計でよく出てくる印象です。とにかく安全第一で、基本的には「システムがストップする」と考えてOKです。
フェールセーフ(fail safe)とは、故障したときに安全性を優先する考え方
フェールセーフ(fail safe)とは、故障したときに安全性を優先。
とにかく、安全第一を重視した考え方です。
システムはいつかは必ず壊れる
世の中にあるシステムは、所詮(しょせん)は人間が作ったものです。
ここでいう「システム」は、パソコンや、冷蔵庫、銀行のATMのように「人間がプログラムを作ってコントロールするものすべて」と思ってください。
途中でトラブルが発生したり、あるいは、機械の寿命が来たり。
今は元気なシステムも、いつかは必ず壊れます。
いい悪いは別にして、故障やトラブルを「永遠に100%ゼロにすることは、不可能」です。
たしかに、家のものはいつか壊れるし、ATMも壊れないようにメンテナンスする的なCM流れるもんね。
そのいつか来るときに備えて、どう対処するかを考えなければいけません。
フェールセーフとは、壊れたときに安全性を重視
「フェールセーフ」とは、いつか故障するときに備えて、「万が一の場合は安全性を重視しましょうね」という考え方です。
なので、早い話が、システムがストップ。全停止します。
非常停止ボタンを押したイメージです。
安全第一で動くので、そのあとがどうなるか?は考えません。
リカバリ(障害が治った後にどうやって復旧させるかを考えること)は、「もう大丈夫」と安全が担保されてから、考えます。
フェールセーフの身近な例
フェールセーフの身近な例を書いておきます。
- 某銀行(み●ほ銀行)のATMがエラーで止まる(お金のやり取りのため、安全第一)
- 地震のときに、エレベータが非常停止する(揺れてるのに動いていたら危ないため)
- 石油ストーブにうっかり足をぶつけると、勝手に消火することがある
これら3つの例は、問題があったらすぐに止まる考え方です。あとは、自分で考えてくださいまし(´▽`*)。
【おまけ】故障やトラブルに対する他の考え方
おまけの話になりますが、故障やトラブルに対する他の考え方も書いておきます。
- フェールソフト:システムをすべて止めるのは乱暴なので、大丈夫な部分だけ動かす考え方
- フールプルーフ:人間がうっかりミスしても、誤作動を起こさないようにする考え方
- フォールトトレラント:「故障が起きても大丈夫なようにしましょう」という全体的な考え方。フォールトトレラント=フェールセーフ+フェールソフト+フールプルーフ
なんか、混じりそうなんだけど・・・
フェールセーフは、英語で書くと
fail + safe です!
「fail(失敗・故障) + safe(安全)」なので、「故障と安全を両立」=「安全第一」みたいに、こじつけで覚えてしまいましょう。
まとめ:フェールセーフは安全第一
まとめると、フェールセーフは「安全第一。故障したときに安全性を優先する」と覚えておいてくれたらと思います。
なので、この考え方で作られたシステムは、障害発生時は全停止します。
そのあとのリカバリは、安全が確保されてから考えるとおぼえておいてくださいまし(-_-;)。
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