SE基本情報に出るIT用語

フルバックアップとは?データの完全コピーを作成する

どうも!ひよこSE(@PiyoOct)です。

フルバックアップって何?

ひとことでわかりやすく言うと、「データの完全コピーを作成するバックアップの方法」です。

バックアップとは、iPhoneを使っている人なら見たことあると思いますが、データのコピーのこと。

仮に、すべてのデータをうっかり消したとしても、バックアップからすべて元通りに戻すことができます。

そのバックアップを、「ぜんぶ一式、取るようにしよう」というのが、フルバックアップです。

スポンサーリンク

フルバックアップとは、データの完全コピーを作る

フルバックアップとは、データの完全コピーを作ることです。

そもそもバックアップとは?データのコピーのこと

そもそもだけど、バックアップって何?

ファイルやデータをコピーすること!

バックアップは、ある時点のファイルやデータをコピーすることです。

全く同じものをコピーします。

バックアップのイメージ

万が一、データを間違えて消しちゃったり、機械の調子が悪くなってデータが消えたとしても、すぐに元に戻せるようにしておきます。

例えば、この記事を書いた、2021年の5月15日を例にすると

「2021年の5月15日のバックアップをとる」=「2021年の5月15日のファイルやデータのコピーを作る」

ということを意味します。

これで、何かトラブルがあって、データが全部消えてしまったとしても、「2021年の5月15日のバックアップ」使えば、2021年の5月15日の状態にすべて元通りになります。

フルバックアップでは、文字通り完全コピーを作る

フルバックアップとは、バックアップの方法の1つ。

「フル(full)」=「満タン」の文字通り、満タンの完全コピーを作ります。

すぐに元の状態に戻せるのが利点

なんでもいいのですが、「ひよこピヨピヨ.xlsx」というエクセルを作るとします。

「ひよこピヨピヨ.xlsx」というエクセルファイルを編集しているときは、

  • 2日前のエクセル(「ひよこピヨピヨ_bk_2日前.xlsx」)
  • 1日前のエクセル(「ひよこピヨピヨ_bk_1日前.xlsx」)
  • 今、編集中のエクセル(「ひよこピヨピヨ.xlsx」)

みたいに、万が一に備えて、その時点の完全コピーを作っておきます。

フルバックアップとは

今のファイルを間違えて編集したり、消しちゃったときは、1日前の完全コピーの「ひよこピヨピヨ_bk_1日前.xlsx」に戻せばいいです。

こんな感じで、フルバックアップでは、完全コピーを作成しているので、バックアップした時点にすぐに戻すことができます。

スポンサーリンク

フルバックアップの弱点は、管理が面倒でハードディスクの容量を食うこと

フルバックアップの弱点は、管理が面倒なことが1つ(作るたびにファイルが増えていくから)。

そして、何よりもハードディスクの容量を食うことです。

どういうこと?

文字通り、「フル」なので、バックアップするたびに、ファイルが出来上がる!

管理が面倒

例えば、「ひよこピヨピヨ.xlsx」という1MBのエクセルをフルバックアップするとします。

  • はじめの2日前に1MBのファイル(「ひよこピヨピヨ_bk_2日前.xlsx」)
  • つぎの1日前に1.1MBのファイル(「ひよこピヨピヨ_bk_1日前.xlsx」)
  • 現在編集中の1.2MBのファイル(「ひよこピヨピヨ.xlsx)

みたいな感じに、3つのファイルが出来上がります。

うわ・・・。3つもあったら、めんどくさそう。

その通りです。管理がめんどくさいです。

だから、最初にルールを決めておかないと、どのファイルが、なんのためにあるのかが分からなくなります。

ハードディスクの容量を食う

先ほどの例でいくと、「ひよこピヨピヨ.xlsx」という3つファイルは、合計で3.3MBです。

エクセルなので、まだマシな方ですが。

これが1つ単位が大きいGB(ギガバイト)単位だと、ファイルが出来上がるたびにハードディスクの容量を食うことになります。

なので、古くて不要になったファイル(ガベージファイル)を削除するタイミングを考えておかないと、容量を食う原因となる点に注意です。

他のバックアップの方法

たまたまかもしれませんが、ひよこSEがこれまでに経験したシステム開発においては、ほぼ「フルバックアップ」しか出ないです。

増分バックアップと差分バックアップは、

「元のファイル+増分 or 差分のファイル」

みたいに、元に戻そうとしたときに、バックアップファイルが複数になります。

差分バックアップといえば、Hyper-Vの「チェックポイント」がたぶん有名な例です。

よっぽど明確な目的がない限りは、使わない印象だし、フルバックアップしか見たことがないですね(´▽`*)。

まとめ:フルバックアップは、万が一のときに全部のコピーを作る

フルバックアップは、万が一のときに全部の完全コピーを作るものです。

ファイルをうっかり消した場合など、なにかあったときに、すぐに元に戻せるのが利点。

ただ、完全コピーしたファイルがいくつも出来上がります。

「管理する方法や、容量が大きい場合は、古いものから削除することも考えておかないとね~」

と覚えておいてくださいまし(-_-;)。

スポンサーリンク

▼この記事がいいと思ったら、下の画像をクリックしてくれたら励みになります!

にほんブログ村 IT技術ブログ システムエンジニアへ

コメント

タイトルとURLをコピーしました