どうも!ひよこSE(@PiyoOct)です。
MTTRってなんだ?MTBFと区別がつかん!
という人向けに書きます。
MTTRとは、平均修復時間。「システムが壊れたときに修復にかかる時間の平均」と覚えればいいです。
ポイントを押さえて、MTBFと混じらないようにしてくださいまし。
- 「平均修復時間」なので、文字通り「システムが壊れたときに修復にかかる時間の平均」
- MTTR=Mean Time To Repair(修復するためにかかる時間の平均)
- MTTRは、システムが止まっている時間。
- MTTRが長いほど、「可用性の低いシステム(維持保守がしにくい、保守性の低いシステム)だね」という話になる。
MTTRは、システムが止まっている時間なので、短い方がいいに決まっている!
MTTR(平均修復時間)とは、システムが壊れたときに修復にかかる時間の平均
MTTR(平均修復時間)とは、文字通り、「システムが壊れたときに修復にかかる時間の平均」のことです。
英語で覚えちゃえば、「MTTR」=「平均修復時間」とすぐに覚えられます♪
MTTRは、英語で書けばすぐに覚えられる
MTTRは、英語で書いたときに
- Mean(平均)
- Time(時間)
- To(To + 動詞で使われているので、「~するために」)
- Repair(修理、修復する)
となって、4つの単語のそれぞれの頭文字です。
直訳すると、「修復するのにかかる時間の平均」となるので、言い換えてあげると、「システムが壊れたときに修復にかかる時間の平均」になりますね!
MTBF(平均故障時間)とMTTR(平均修復時間)の混同に注意!
MTBF(平均故障時間)と、MTTR(平均修復時間)の混同に注意してください。
MTBFは
- Mean(平均)
- Time(時間)
- Between(~の間)
- Failure(故障、欠陥、失敗)
なので、「平均故障時間」です。
MTTRは、
- Mean(平均)
- Time(時間)
- To(To + 動詞で使われているので、「~するために」)
- Repair(修理、修復する)
なので、「平均修復時間」です。
どちらも英語で覚えれば、混じることはないです!
MTTR(平均修復時間)の計算方法と計算例は?
じゃあ、MTTRはどうやって求めるの?
となったら、文字通り、「システムが壊れたときに修復にかかる時間を平均する」だけです。
とあるシステム、なんでもいいです。「ひよこシステム」というシステムがあったとしましょう。
ひよこシステムの稼働状況が
- 80時間動いて、2時間壊れた
- 40時間動いて、また1時間壊れた
- 90時間動いて、2時間壊れた
みたいだったとします。
「ひよこシステムのMTTRは?」と聞かれれば、「システムが壊れたときに修復にかかる時間を平均する」を求めればいいので、
(2+1+2)/3 =1.66・・・
つまり、「1.67時間(小数第2位表示)がひよこシステムのMTTR」ということになります。
すごくシンプルに言えば、「ひよこシステムは壊れたら1.67時間修復に時間がかかる」ってことですね♪(結構、ポンコツ・・・。)
まとめ:MTTRとは修復にかかる時間の平均
MTTRときたら、次のポイントを押さえます。
- 「平均修復時間」なので、文字通り「システムが壊れたときに修復にかかる時間の平均」
- MTTR=Mean Time To Repair(修復するためにかかる時間の平均)
- MTTRは、システムが止まっている時間。
- MTTRが長いほど、「可用性の低いシステム(維持保守がしにくい、保守性の低いシステム)だね」という話になる。
個人的には、英語で覚えてしまえば、すっと入ってきますが、こじつけでも何でもいいです。
MTTRが、「システムが壊れたときに修復にかかる時間の平均」っていうのが、ポイントなのは覚えましょう。
「なんでMTTRを求めるのか?」といえば、「保守しやすかったり、壊れたときにすぐに修復できるシステムであるか?」を知りたいからです。
なので、「MTTRが長いね」となれば、そもそものシステムの作りを見直す必要が出てきます。
「MTTRは短い方がいいんだなぁ~」と覚えておいてくださいまし(-_-;)
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