「リエンジニアリング(BPR)」とは、システムを根本から作り直すことです。
「ビジネス・プロセス・リエンジニアリング」とか、英語で”BPR”みたいに書かれたりしますが、同じ意味。
完成したものを根本から作り直して、「とにかくいいものにしよう」的なニュアンス。
サービスの質とかスピードとか、何をよくするかはさておき、企業のコストが下がれば成功です(*´ω`)。
ひよこSE(@PiyoOct)は業務で使ったことないけど、基本情報技術者試験ではなぜか出るので、覚えたって下さい。
リエンジニアリングとは、システムを根本から作り直すこと
リエンジニアリングとは、システムを根本から作り直すことです。
リエンジニアリングのなんとなくの意味
リエンジニアリングは、”BPR”とも呼ばれますが、英語で書くとこんな感じ。
- B:Business(ビジネス、事業)
- P:Process(プロセス、過程)
- R:re-engineering(再構築、再設計。”Re”は、「再び」の意味)
なんとなくでくっつけると、「事業の過程をもう一回作り直そうぜ(見直そうぜ)」的な意味合い。
それが、システム開発のお話になると、システムを根本から作り直すことになります。
なんで作り直すのかといえば、不満があるから
「え?わざわざ、システムを作り直す必要あるの?使えなくなるまで、使えばいいじゃん」と思った人は、正しい感覚。
まぁ、ただ、あれですよ。ここからは、ひよこSEの想像です(*´ω`)。
完成したシステムを使っているうちに
この機能は使いづらい。不便だ
やりたいことの半分もできない。追加機能を作りたい
みたいなのが、出てくるかもしれません。
何もなければ、「リエンジニアリングだ~」ってわざわざ、やる必要はないです。
ただ、質なりスピードなり、なにかしら「不満があれば」の話。
「もう、抜本的に見直しちゃおう。一から作り直しちゃえ」となるわけです。
リエンジニアリングを行ってくれたほうが、IT業界はうれしいはず
リエンジニアリングを行ってくれたほうが、IT業界はうれしいはず・・・です。
根本から作り直すとなれば、それなりの時間がかかる
リエンジニアリングは、一言で言えば、「根本から作り直す」ので。
「ちょちょっと直して終わり」ではなく、それなりの時間をかけて、モノを作りに行くことが予想できます。
アジャイル開発のような、短納期(すぐに終わる)プロジェクトもありますが・・・。
規模が大きいと年単位で、システム開発するような、ウォーターフォール型のプロジェクトも、なんだかんだで多いです。
「お客様にやりたいことを聞いて、目に見える部分(レイアウト)の設計をして、プログラムの中身を決めて、実際に作って、そこから不具合がなくなるまでテストする」
なんてことやってたら、わりと1年、いや、2・3年なんてあっという間なもんです(*´ω`)。
時間がかかるということは、それだけ、人とお金が動く
一から作り直すのに、時間がかかるということは、それだけ、人とお金が動くということ。
だから、「なんか不満ありませんか?作り直しちゃいましょうよ!」っていうのを、リエンジニアリングみたいに呼んで、「おぉ!なんか、改善できそうだな!」と言ってもらえれば大成功。
まぁ、いかにもITコンサルタントさんあたりが、「それっぽい横文字で使いそうなだなぁ」というのが本音だけどね(´▽`*)。
「リエンジニアリング」と「リバースエンジニアリング」に注意
一つおせっかいですが、「リエンジニアリング」と「リバースエンジニアリング」に注意してください。
もう、やめてくれよ・・・
混ざりそうな問題が、平成24年春期の基本情報に出ているので(*´ω`)。
- 【リバースエンジニアリング】プログラムから仕様を探し出す
- 【リエンジニアリング】そもそものプログラムを作り直す
- 【リファクタリング】動作を変えずにソースコードをきれいにする作業
「リバース(reverse)」は、逆。
プログラムから設計を逆算して作ります!
「リバース」=「逆」、「リ(=Re)」=「もう一回」と覚えておけばよし。
まとめ
「リエンジニアリング(BPR)」ときたら、システムを根本から作り直すことです。
BPRって書かれることもあるけど、同じ意味。
質とかスピードとかコストを良くしたくて、システムを根本から作り直す。
「大がかりな作業が待ってそうだな~」くらいに思ってくださいまし(-_-;)。
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