これから夏山登山を始めようとしている方は、始め方がわからなくて困っていますよね。
装備はどうしたらいいの?
登る山はどうやって決めたらいいの?
などと思っているのではないでしょうか。
そんな方のために、夏山登山を始めるために必要な知識を6ステップに分けて説明します。
- 登山の装備をそろえる
- 登山デビューする山を決める
- 登山計画を立てる
- 登山の正しい知識16か条を身に付ける
- 登山中の行動食と水分を準備する
- 登山の持ち物をザックに詰める
ここまでくれば、あとは登るだけです。
【初心者向けステップ1】登山の装備をそろえる
登山を始めようと決心した方が初めに行うべきは、装備を揃えることです。
<最低限必要なもの>
- 登山靴
- ザック
- レインウェア
- 防寒着
<段階的に揃えたいもの>
- アンダーウェア
- 登山用靴下
- ヘッドランプ
- 地図
費用は、全部で5万~10万円です。「夏山登山に必要な装備は全部で8つ。選び方と費用について解説」という記事で、装備選びのポイントについて書いているので、まずはここを読んでみてください。
【初心者向けステップ2】登山デビューする山を決める
装備を揃えたら、次に行うことは初めて登る山を決めて、計画を立てます。
<登る山の決め方>
- 標高が1,000m程度
- 道が整備されている
- 大勢の登山者がいる山
<計画の立て方>
- 下山時刻が16時までになるように、計画を立てる
「夏山登山の初心者が、初めて登る山の決め方」という記事で、山選びのポイントを解説しています。ぜひ、参考にしてみてください。
【初心者向けステップ3】登山計画を立てる
初登山する山を決めたら、登山計画を立てましょう。
ポイントは3つで
- 「山と高原地図を買う」
- 「16時までの下山を目指す」
- 「登山計画書を書く」
です。
楽に計画できるように、エクセルのテンプレートも用意したので、ぜひ活用してくださいね。
※ファイル名は「tozan_planning.xlsx」です。英字ですが、セキュリティ上ご容赦ください。
「夏山登山の計画の立て方は3ポイント【エクセルテンプレートあり】」で、計画を立てるポイントの詳細について説明しているので、参考にしてください。
【初心者向けステップ4】登山の正しい知識16か条を身に付ける
行く山を決めたら、正しい知識16か条を学びましょう。
<基礎知識16か条>
- 大切な人に、どこの山に何人で行くかを伝える
- 登山計画書を作成する
- 自分が登る山のルートについて最新情報を事前に調べる
- 前日は十分な休養をとる
- 余計な荷物は持って行かない
- 単独登山をしない
- 木や岩にある赤い目印に沿って道を進む
- 日焼け止めクリームを忘れない
- 水分とカロリーを多すぎるくらい持っていく
- 体調と相談しながら30分~1時間に1回、休憩をとる
- 小股を意識して歩く
- 下り道は体を少し斜め向きにする
- 遭難時は無理に行動しない
- 大雨には、レインウェアを着用
- 落雷時は貴金属を外して木から離れる
- クマに遭遇したらゆっくり後ずさり
16か条の詳細については、「夏山登山の基礎知識16か条を知り安全に登山を楽しむ」という記事で解説しています。
正しい知識を身につけて安全に登山を楽しみましょう。
【初心者向けステップ5】登山中の行動食と水分を準備する
登山の日が近付いてきたら、行動食(休憩の間の食糧(しょくりょう)のこと)と水分を準備しましょう。
<行動食のポイント>
- 余るくらい多めに
- カロリーが高いもの
<水分>
- 歩く時間にかかわらず、最低2L。
【初心者向けステップ6】登山の持ち物をザックに詰める
行動食と水分を準備したら、持ち物をザックに詰めましょう。
<ポイント>
- 水分・行動食・レインウェア・地図は、ザックからすぐに取り出せる位置に詰める
- ザックを背負ったときに荷物がぐらつかないように、なるべく隙間をなくす
【初心者の登山デビュー】準備を終えたら実際に登山をする
全ての準備を終えたら、実際に登山しましょう。
- 汗
- 息づかい
- 土を踏む音
- すみわたる空気
- 歩く途中や頂上の景色
登った時にしかわからない感動を、ぜひ肌で感じてください!
【おまけ】段階的に難しい山に挑む人向け
登山の魅力がわかれば、難しい山に挑みたくなりますよね。
- 将来的には富士山などの高山に登りたい
という方もいると思いますが、いきなりは危険です。
富士山を含む標高3,000m以上の山に登るためには、最低4回の練習登山を重ねる必要があります。
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